How to Win

◆FFBの設置について◆


GT-FORCEの登場により、家庭用ゲーム機でも、FFB(フォース・フィード・バック)機能を楽しめるようになりました。
PCでは既にポピュラーな周辺機器の一つですが、家庭用ゲームの場合は、設置に色々と考えなければなりません。
PCの場合は、基本的にパソコンデスクに設置すれば済むのですが。

そこで、参考までに、私の設置例を紹介します。
新規に購入したのは、ハンドル設置用のテーブル(3000円程度)、ペダル加工用の木材や金具、ゴムパッドです。
シートは一般的な座イスを使用。

FFBは基本的に、椅子に腰掛けて、ハンドルをデスクに固定して遊ぶように設計されています。
ですので、座イスでプレイしようとすると、ペダルの角度が狂ってしまい、操作し難くなります。
また、コタツには固定できません。(卓部分がグラつくので)
当然、ガラステーブルも無理(卓の厚みが無さ過ぎるのと、振動により、ガラスが割れる可能性あり)。
となると、専用のテーブルが必要になるのですが、この時、出来るだけ、脚が折り畳み式の物を選ぶと、必要無い時には邪魔にならないように片づけられるので良いです。

テーブルを選ぶ時のポイントは、脚の丈夫さ(振動に耐えられるように)と、卓の厚みです。
脚については、よほど貧弱なテーブルを選ばない限り問題ありません。
厚みについては、出来るだけ厚いものを選んだ方が、ハンドルがしっかり固定できます。
しかし、そういうテーブルはなかなか無いものです。
そういう場合は、ホームセンターにて、適当な厚さの合板と、テーブル用の脚を買ってきて自作するという手もあります。
私の場合、最初に買ったテーブルの脚の高さが高すぎたので、廃棄処分の別のテーブルの脚を移植しました。
卓の厚さにもよりますが、一般的なテレビ台にテレビを置いている場合、脚が45cm以上だと高すぎます。しかし、30cm以下だと、ペダル操作時に足がテーブルに当たってしまいます。(特に足の長い人は注意)
私は36cmの脚を使いました。

さて、ここでFFBコントローラの登場です。




これは、GT-FORCEと同じロジクール製の「WingMan〜FORMULA FORCE GP」です。
外見はハンドルの色が違う以外、全くそっくりなので、GT-FORCEでも同様の設置方法が適用できるでしょう。



ハンドル下のクランプでテーブルをはさんで固定します。
クランプは貧弱なABS樹脂製なので、できれば、間にゴム板を入れた方がいいでしょう。このサイズのゴム板なら100円程度で買えるはずです。
ちなみに、コントローラは別途にAC電源を必要とします。電源の確保も忘れずに。

次に問題のペダルです。
実際の車を思い浮かべればわかると思いますが、ペダルを座イスの高さで操作しようと思うと、ペダルには水平方向に力がかかる事になります。
当然、普通に床にペダルを置いただけでは、操作する度に前へ前へと滑ってしまいます。
更に、通常、FFBのペダルは、イスに腰掛けて踏むように角度が調整されているので、座イスの高さでは角度が20〜30度くらい違います。
そこで、滑り対策と、角度調節が必要になってきます。

角度調節の方法としては、ペダルの奥の方を持ち上げるようにしました。
そのために、ホームセンターで木板とL型の金具を買ってきて下の写真のように仕上げてみました。



見た目はイマイチですが、結構しっかりと固定されてます。
金具と木板はネジで固定してあり、ペダル固定と補強用にガムテープを使ってます。





最後に滑り対策ですが、これには、スポンジゴムを使用しました。
ペダルを設置している木板の底面にボンドでスポンジゴムを貼り付けました。スポンジゴムは、ホームセンターで30*30cm程度の大きさなら300円くらいで買えると思います。


(底面:黒いのがスポンジゴム)

私の家はフローリング床なので、普通のゴムマットよりもスポンジゴムの方がグリップが良いですが、畳でも結構グリップします。
じゅうたんや、カーペットの場合は、敷物自体が動きやすいので、もっと長い木板を使って座イスから延長させる感じにしなければならないと思います。

追記として、一度もFFBを使った事の無い人は、「結構、反力が強い」という事を覚悟しておいた方がいいです。
2000年秋のTGSで体験したGT-FORCEもWingManも同等の反力なので、恐らく製品版も同じでしょう。
反力が強いだけでなく、振動もかなりあります。
健康のために、遊びすぎに注意しましょう。

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