【曲げる、と、曲がる】 車はハンドルを操作すれば曲がると思っている人もいると思いますが、大体合っていますが正しくはそうではありません。 たとえば、アイスバーンをノーマルタイヤで走った場合、ハンドルを操作した程度ではなかなか曲がりません。前から見るとタイヤはハンドルの操作に合わせて曲がっていても、タイヤがグリップしていないので、曲がらないのです。 また、何かのはずみで、車体が横滑りしはじめると、やはり、ハンドルを操作してもなかなか体勢が立て直せません。 ハンドルは、操舵輪(前輪)のタイヤがグリップしていなければ、何の役にも立たないのです。 ハンドルを操作しても曲がらないなら、ハンドルは何のためにあるのでしょうか? 実は、ハンドルは曲がるためにあるのではなく、「曲げる」ためにあるのです。 では、何で曲がるのでしょうか? アクセルで曲がるのです。 ハンドルは曲げるためにあり、アクセルで曲がる。 まず、この意識を持つ事が重要です。 |