手袋の種類と素材の特徴

手袋の種類と素材の特徴

主な手袋の種類と特徴

 

軍手 (純綿、ポリエステル混紡など) 吸汗性や通気性に優れており、コストパフォーマンスも高い。軽作業から重作業まで使用される。
ゴム手袋 (天然ゴム、ニトリル、塩化ビニールなど) 防水性や耐油性、耐薬品性に優れるものも多いが、素材により耐性が異なる。天然ゴムに関してはアレルギーを考慮する必要がある。
使い捨て手袋 (ポリエチレン、ニトリル、ビニール等) 比較的他の手袋より薄手で短時間作業用として使用される。食品工場から医療、介護などでよく使用される。
革手袋 (牛革、豚革、羊革など) 耐摩耗性、耐久性に優れる。
合成皮革手袋 革に似た特性を持ち、洗濯可能な素材もある。
コーティング手袋 (背抜き手袋)

繊維の手袋に天然ゴムやニトリルやウレタンなどをコーティングし、グリップ力や耐油性を付加した手袋。
作業用として多くの業界で使用される。

耐切創手袋 高強度の繊維を編み込んだ手袋で、刃物やガラス、金属片を取り扱う作業に適している。
耐熱手袋 耐熱素材を編み込んだ手袋で、溶接作業や炉前作業に使用される。
防寒手袋 断熱素材や防水素材を使用した手袋。
制電手袋 導電性繊維を編み込んだ手袋で、電子部品工場などで使用される。

 

軍手のゲージ数についての補足

ゲージ数とは軍手の編み目の密度のことを表します。
ゲージ数が小さいほど糸が太く、編み目が粗くなり、ゲージ数が大きいほど糸が細く、編み目が細かくなります。

 

ゲージ数と特徴
低ゲージ (例:5G、7Gなど) 糸が太く、厚手で丈夫。クッション性があり、重作業や屋外作業向き。
中ゲージ (例:10Gなど) 標準的な厚み。汎用性が高く、幅広い軽作業に使用される。
高ゲージ (例:13G) 糸が細く、薄手でフィット感がある。精密作業や指先の感覚を重視する作業向き。