まるで枕のように
  僕は涙を集めていたよ
  やがて目を覚ましても
  夢を見たこと忘れていたよ

  長い夜のモノローグ
  忘れかけた恋をする
 
  色あせてゆく名前さえ
  闇の中でよみがえる

  まるで枕のように
  僕は涙を集めていたよ

  果てしない夜の空
  誰かのことを笑っていたよ

  月の裏でモノローグ
  遠い声が逃げてゆく

  星屑たちも気づかない
  光のようなスピードで

  まるで枕のように
  僕は涙を集めていたよ
  やがて目を覚ましても
  夢を見たこと忘れていたよ

  忘れていたよ
  忘れていたよ