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特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その1



2007年4月13日(金)

22時半過ぎ。
いつものようにフラフラしながら帰宅したクドウは、
100円引きの弁当を食べ、
キリン氷結(レモン)を飲みながら、
NHKを観ていました。

NHKに腹が立ったので、
「時効警察」を観ていたところ、
いつもは聞こえないはずの外の車の音が、
バカになった耳にもかすかに聞こえてきました。

ふと窓を見ると・・・


おお穴が開いている
(写真は捜査終了後に、雨戸を閉めて撮影)

 

んんどうしたものかと考え、
かながわポリスにデンワしてみる。

「ハイ港北警察署です(女性)」
「ああもしもし。ドロボーに入られました」
「あら、そうですか、荒らされてますか?(女性)」
「もともと散らかっているのですが、散らかったままでキレイです」
(中略)
「ではすぐに行きますので、あまりあちこち触らないで下さい(女性)」
「ハイ宜しくお願いします」

待つこと約10分。

交番から3人、鑑識の人が男女2名、総勢5名。

交番のクボさんからインタビューを受ける。

「何時に帰られましたか?」
「えーと夜の10時半過ぎです」
「何時に家を出られましたか?」
「エーと朝の7時23分です」

この間に犯行が行われたに違いない、とクドウは直感した。
我ながら鋭い、と思った。

どうやら、隣もやられたらしいのだが、
おじさんは気づいていなかった模様。

「いやあ酔っ払って帰ってきたからさあ」
と言っていた模様。

 

「いやあCDがいっぱいありますなあ。
これじゃちょっと取られても判らないですねえ」
「ヘイ」
「外人なら自分の国のCD持っていくだろうから、
何人かすぐ判るのになあ 」
「ナルホド・・・」
(実際の会話です)

 

鑑識のお兄さんはなかなかいけめんで美声でした。


この粉は


アレルギイのひとには


つらいんですよ。

 

ちなみに写っている白い線は、
この前洗った靴のヒモ。

「生まれはどこですか」
「ヘイ、北海道です」
「ああうちの会社にも北海道多いんですよ」

ああやっぱり「会社」って言うんだああ

 

女性の鑑識のひとは丁寧に、
窓際で見つかった靴跡を見せてくれる。

その靴跡を取ったシートにもはんこを押す。

 

「ああこれは軍手ですねえ、ほら繊維の跡が見えるでしょう」
「ああホントですねえ、結構目が粗いから軍手だ」

 

現場検証の途中、なぜかブレーカーが落ちる。

 

で、何を取られたかと言うと、

DVD(ほとんどがR)

多分、You Tubeで落とした動画、えろ動画など。

 

使い古しの空の財布を触った跡があるのに、
その近くにあった小さいかばんの中の通帳その1には気づかず。

通帳その2はちょうど持ち歩いていたため無事。

別のかばんに入っていたカメラや現金5萬円にも気づかず。

 

ばーか

 

あとは何もなくなっていない気がしますが・・・

ないものに気づいたら、
交番のクボさんまで。

 

 


特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その2

2007年4月14日(土)

朝から不動産屋にデンワして、
ガラスの手配。

天気がいい。

さて布団でも干すかと布団をめくったところ、

見たことがないハサミを発見。

一応ポリスにテル。


1時間位してから、
押収にいらっしゃる。

また書類の山にサインなど。

昨日は取られなかったのだが、
いよいよ

指紋採取!

 

「これはロウで出来てまして、そのうち浮かんできますよ〜」
「あっホントだっ。キレイに出るんですねえ〜」

指ごと(ただ押すのと、回転入り)、指5本まとめて全体、手のひら。


ハサミの指紋と照合して、その後指紋を取った紙は捨ててしまうそうな。

 

・・・もったいない

将来役に立つかもよ〜

 

ガラス屋さん

「いやあこの前なんかさあ、
ドロボー入ったのに気づいてなくてさあ、
そしたらそのドロボー捕まってさあ、
そんで、お宅ドロボー入られましたよねえ、って言われて
やっと気づいたひとがいてさあ、
色んなことがあるよねえ」

 


ハイデキマシタ。

アリガトウゴザイマシタ。

これでお出かけが出来ます。

 

残りは保険関係。

 

 


特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その3


2007年4月15日(日)

昨日東急ハンズで買った防犯グッズを
楽しく窓に付ける。

総額5億2千万8円。

そういえば、昨日、
ぶらり立ち寄った恵比寿で信号待ちをしていたら、
横に松岡きっこがいた。

そのとき、私の頭のなかは、

♪んーんーんーんーんーーんー

だいろっっかぁ〜〜〜〜〜ん

であった。

 

 


特別番組

ドウ、ドロボーに入られる・その4

 

2007年4月16日(月)


昼前、保険会社から電話が来る。
書類を送るので必要事項を書いて、
送ってくれとのこと。

警察から受理番号が教えられるので、
どれも明記してくれとのこと。

この前警察に聞いていたが、
刑事課の記録係に1週間くらいしてからデンワすると
番号を教えてくれるらしい。


職場でドロボーにえろDVDとられちゃってー、
と言うと、女子が真顔で
「やはりクドウさんはそういうのを売って
生活費の足しにしているシンジゲートの一味なのですね」
と言う。

もちろん、
「知らないのはアンタくらいですよ」
と答えた。

 

 


特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その5

 

2007年4月19日(木)

すっかり警察に受理番号を聞くのを忘れているうちに
保険会社から書類が届く。
担当のA川さん、ありがとう。

かゆい


 


特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その6

 

2007年4月21日(土)

昨日は、昼休みに警察に電話して、
受理番号を教えてもらった。

さて、保険請求の紙をよく見ると、

損害品の購入証明(領収書)
を添えて送れよ男なら

と書いてあるので、
ガラスの件で不動産屋に連絡してみる。

ヒゲ社長(いい声かつ早口で)「一番早いのはねえ、工藤さんに立て替えてもらって
そしたらガラス屋さんからすぐに領収書もらっておくから、
そんで保険会社から工藤さんの口座に振り込んでもらえばいいわけよ 」

めんどくせいなあ
と思ったが、代金を持って不動産屋に行く。

ヒゲ社長「じゃあこれ、ガラス屋さんにもらっておいたからねー領収書」
クドウ「げ、げろっぱ、名前が違うぜよ〜」
ヒゲ社長「あれ?健一さんでしょう〜?」
クドウ「違うよ〜 健志ですよ〜」

ということで、
「よーし、どうせこの領収書はもう駄目なんだから、
駄目もとでカーボンしいて上から書き直して、
うまくいきゃ同じようにガラス屋さんにも直してもらえりゃいいんだよな」
と、
ヒゲ社長が、
カーボンとボールペンを手に取る。

 




これを





こうしちまえばいいだろう、
ということである。

しかし、カーボンを当てると、
下の「一」の位置が見えないので判らない。
何度もカーボンをめくりながら、
位置を確認するヒゲ社長。

そして、「よーし!」
とボールペンを走らせた。

そしてカーボンをめくると!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



「うわあああああ〜〜」

本気で悔しがるヒゲ社長。

ガラス屋さんに連絡するも不在。
結局、 またいちから書き直すことに。
月曜に、ヒゲ社長がポストに入れてくれることになったのであった。

なかなか終わりません。

 




 

特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その7

 

2007年4月29日(日・昭和の日)

まだ保険請求書類を送っていない。

急性めんどくせい病に罹患してしまったのだった。
なぜそんなものにかかってしまったかというと、
最近よく足が攣るからだ 。

いや、5秒かけてよく考えたが、
足が攣るからめんどくせいというのはおかしいではないか。
今日はカレーを作ろうと思う。

さて、一念発起して、朝早く起床し、
書類を書こうとする。
遅刻をする夢を見たが、そんなものはもう忘れた。

気合をいれるため、
「お前はガチャピンの次の次にアクティブなガイだ」
と自らを奮い立たせる。

書類をよく見ると、
よく判らないところがある。
保険会社はお休み。

だから、書類のことは忘れて、今日はカレーを作ろうと思う。

 

イェリツィン追悼

 


特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その8

 

2007年4月30日(月・振休)

ところが諸君、今日は暑いくらいでした。
すっかり寒さが苦手となった道産子の私は、
急にガチャピンの次の次にアクティブになってしまい、
あちこち飛び回った挙句、
判る判らないはどうでもいいやと、
すらすらと書類を書き上げたのでした。


これからポストへGOだGOだGOだああああっ

あとは審査を経て、入金を待つのみ。
(やっぱりよく判らずに勢いで書いたので、
何か言ってくるかも知れぬ )

そして、おらあ今年のドラフトの目玉やで。
裏金持って来いやあ〜。

 


特別番組

クドウ、ドロボーに入られる・その9(一応、最終回)

2007年5月12日(土)

今日は六本木ミッドタウンの横を通りました。
へええ。

今週水曜日、
お仕事をしていたら携帯が鳴りました。
「デ、デンワだッ」と言い、出ると、
保険会社のご担当A川さんだった。

A川さん「ヘロー、ミスタークドウ」
クドウ高僧「オオ、ヘロー」
A川さん「We フリコンダ」
クドウ高僧「I センキュウ」
A川さん「バイ」
クドウ高層ビル「バイ」

昨日、時効警察に間に合わず落ち込んで
帰ってくると、ハガキが入っていました。


↑立て替えたガラス代↑


↑その他代↑


警察の調書より、500円多く書いたらOKだった。
そんなことなら740円多くすればよかった。
つうか、最初からマンガも2冊くらい
盗られたことにしておけばよかった。

 

というわけで、一連のミッションは完了したのであった。

犯人様、楽しい体験をありがとう。
またよろしく。

じゃあオレの唄を聴いとくれ。

♪柿ピーの柿が道に落ちてた踏んだ〜〜〜
ジキャ〜ンジキャ〜ン
思い出したぜ!ヤキソバーン!


ゲシュタルト崩壊しました