Hasamic World

STAGE 1
立体紙きり:造り方

ここで、用意するものは紙とハサミ。
ハサミは切れ味の良いものならサイズは問わない。やや大きめのほうが使い良いかな?
紙の質は問わないが、ボール紙まどの厚紙は不向き。ダンボールなど厚すぎるものは論外。
薄い分には、ティッシュペーパーでも大丈夫だし、ちょっと工夫が必要だけれど、布やプラスティックでもOK。ビニールは伸びやすいので、更に一工夫必要。
切りやすいのは、折り紙〜ケント紙くらいの厚みと硬さのある紙。
理想的には、薄くて強い紙がよい。

1.切るものを決め、画像を見て、イメージをつかむ。

 図鑑などを見ながら切る方が、やはり上手に出来る。頭の中にあるイメージだけだと、細部とバランスがイマイチ。

2.紙を二つに折る。
3.切る。


ここまでの流れは、筆記具を使って、何かを模写するのとほぼ同じ。ただ、ペンの代わりにハサミを使っているだけと思ってもらえば解りやすいと思う。
実際、同じ感覚だし。
 でも、絵を描くときは、ペンが動いていくけれど、紙を切るときは、ハサミは動いていかない。
ハサミを持つ手は、一度に切る長さを調整しているだけで、形を取っていくのは、紙を持つ方の手。(これは無意識にやっていて、25歳の頃、人に指摘されるまで気づかなかった。)
これを例えるとミシンとか、ジグソーが近いかな。
私の場合、図を描くより、切る方が早くてうまいかもしれない。

4.必要な部分を折る。

切っただけでは、平面のままなので、必要な部分を折って、形を整える。
複雑な形状の場合、折りながら切る場合もある。
折り方は、切るのと同じくらい重要で、これがうまく出来ると、表現の幅が広がる。

ここまでの所要時間は、シカの場合、1分くらい。
サソリで、5〜10分かな。

のりは使わないので、2色以上の配色は出来ないし、複雑すぎる形状は作れない。
その代わり、ハサミと紙があれば、どこででも披露できる芸である(^^♪