扱いやすいサイズ、何でも食べるし、個体間の協調性も悪くない。その上きれいだし､顔つきも案外かわいい。あまり臆病でもないし。といってもハンドリングできるほどおとなしくはないですが。
飼育
１．ケージ
現在、９０ｃｍ水槽で3頭飼育中。
幼体のうちから同居させていたマブヤに対しては共存していましたが、後から追加したトカゲは全て彼らに殺されてしまいました。
導入時には、比較的平穏であるが、しばらくすると、捕食しようとし、実際に殺して食べてしまいます。
サイズ的には、自身の２／３くらいあるトカゲでも攻撃します。
あくまでも、餌として認識しているのであって、社会的に排除し様としているようではありません。
２．餌
何でも食べます。コオロギ､冷凍ピンク､バナナ､パン、ドッグフードや､食肉も食べます。
餌を捕まえるのはあまり上手ではないです。一度くわえた餌を離してしまうので､コオロギなどには何度も逃げられてしまいます。またせっかく捕まえても､目の前を他のコオロギが通ったりすると､そちらを追いかけてしまったり､結構間抜けだったりします。
それと、他個体がくわえた餌を横取りしたがり、それがこうじて流血の事態に陥る事がありますので､注意が必要です。この傷が元で､一頭、死亡してしまいました。ケンカとは違う､貪欲さがうんだ悲劇です。
本当に悪食、貪欲ですので、この点に注意する必要があります。
３．ウェットシェルター
タッパーに湿った土を入れたものを用意します。タッパーの蓋の一部を切り取り､出入り口をつけます。こういうモノを用意しておくと夜､その土の中に潜って眠ります。かなり完全に潜りますので、ある程度の深さが必要です。
昼間はブロックの下など､乾いたシェルターに潜んでいることも多いので、これが、捕食者に寝込みを教われないようにする習性なのでしょう。
４．温度
ホットスポットを喜びます。
文献で見ると生息地の年間最低気温は6℃位になるようなので､低温にも耐性が有ると考えていましたが、１０月末頃から、ホットスポットをつけてもシェルターからあまり出て来なくなり、そのまま冬眠に入りました。
現在の最低気温は１℃くらいまで下がってしまうので、一応、シートヒータをシェルターの下に面積の半分暗い敷いてあります。(設定温度１５℃）
眠りは比較的浅く、冬眠中でも触ると動き出し、シェルターから出てしまうほどです。
耐寒能力自体は、おそらく凍らない限り大丈夫なのでは、と思っていますが、今のところ、そこまで試すつもりはありません。
５．繁殖
冬眠明け、復温後、繁殖行動が始まるのでは、と期待しています。
その前に雌雄がそろっているか確認しておかなければ！
 |
 |
| 撮影日2000.2.20 バスキング中。 | 背面図 その名の由来である４本のスジが見て取れるでしょうか？ |
爬虫類のページへ