Cyrtodactylus peguensis

英名:Thai Bow−fingerd gecko
和名:ペグホソユビヤモリ

1999.9.16、12.6購入 購入先:AHF Reptiles

以前から飼ってみたいと思っていたペグホソユビヤモリ。
サイズも適当、色もきれい、価格もそれほど高くない。
イメージ的に難しい、と言うのがありましたが、落ち着いてしまえばなんということもないようです。
私の好きなヤモリのひとつです。

色彩変異について
けっこう色や模様には変化があります。
採集地などでも異なるのでしょうが、遺伝的にも変異があるようで、同一クラッチから生まれた個体でも孵化直後から模様が異なる場合があります。(下の画像参照)
画像1:ハッチリング
右の個体と同一クラッチから孵化した。便宜上、「網目タイプ」と呼ぶ。 こちらは「小判型タイプ」
画像2:アダルト個体

ケアシート

ケージ
私の定番、蓋付コンテナの深いタイプを使用しています。
底床には赤玉土と腐葉土をミックスしたものを使用しています。
水入れは常設せず、霧吹きで与えています。一般に思われているより、はるかに乾燥に強く、余程放置しない限り、乾燥で体調を崩すと言うことはないと思います。
といっても乾燥させて飼う必要はありません。ただし、あまりジメジメしていない方が良いと思います。
シェルターは無くても確かに育てられましたが、有った方が絶対に良いです。

温度
現在の飼育温度は26℃前後。
低温には強く、16℃くらいなら餌を食べますし、30℃くらいなら高温でも問題ないです。


孵化子から成体までコオロギだけでOKです。
落ち着くとかなり大食漢で、大きな餌でもムリに食べようとします。
サイズの小さい子ではムリに食べて窒息する事がありましたので、注意が必要です。
慣れてくると餌をねだって前面に出てくるようになります。

繁殖
その気になると(?)オスは鳴きます。
特にシーズンは無く、一年中産卵が見られますが、乾燥と湿潤と言う環境変化が引き金になる可能性が高そうです。
抱卵すると腹に卵が透けて見えるようになります。
2卵/クラッチを土を掘って産み付けます。
卵は硬いからを持っていて、かなり丈夫で、体のわりには大きなものです。

飼育記録
2000.9.30
ついにベビーが孵化しました。
1クラッチ目はどうやら乾燥させすぎたようで、発生途中で死亡。
ケージ内の卵は孵化したようですが、どうやら親に食べられたらしかったので、親を別のケージに移したところ、無事に孵化しました。
孵化したベビーはかなり黒いです。


2001.1
1頭孵化。
昨年の個体と異なり、あまり黒くは有りません。

2001.7.6
2頭孵化
1クラッチがどちらも孵化したのは初めてです。


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