Mabuya multifasciata

英名:Four−striped mabya
和名:タテスジマブヤ

1999.12.30購入 購入先:グリフォン

マブヤを飼っています。
色彩に個体差があるし、飼育も難しくない。その上、安い!
更に卵胎生で子供を産む。そうやって生まれた子が下の画像です。
購入後約1ヶ月で出産したので、どういう条件で発情・出産するかはまだよくわかりません。
その後、出産はないのですが、もしかしたら親が食べてしまっている可能性もあります。現状では、数頭を同一ケージで飼っているので、いずれ個別飼育にしたいです。
タテスジマブヤのほかに、Mabuyaをもう一種飼育しています。タテスジマブヤと同一便で混ざって入荷したものです。この種はフェア・ウィンドのバイブル2にMabuya sp.として紹介されているものと同一です。こちらの種の方が個体変異が少なく、若干大きめですが、飼育その他はタテスジと同じで問題ないですね。

飼育。

1.非常に協調性が悪い。
特に同性同士はダメです。オスが一頭殺されました。
立体的に空間を使えるようにしてあげると平面しか逃げ場がないよりはましなようです。
ベビーのうちは大丈夫ですが、1ヵ月半を過ぎた頃からは、餌を多めにしないと殺し合いに発展する事があります。

2.餌食いは良い。
コオロギ、冷凍ピンク、バナナ、缶詰タイプのキャットフード、ケーキのクズ、など何でも食べます。

3.低温には非常に弱い。
一頭、ケージから脱走し、数時間後発見した時には既に死亡していました。その時の気温が10℃ほど。一時的な低温にも耐えられないようです。夜間も20℃以上キープした方が無難です。

4.乾燥には比較的弱い。
乾燥していることですぐ死に直結する事はないのですが、容易に脱皮不全に陥ります。
脱皮不全に陥ると、どうも社会的地位が下がるように思われます。
これを防ぐため、ケージ内にタッパーに赤玉土を入れ、よく湿らせたものをおいています。夜間、眠る時、土の中に潜っています。こういうスキンケアがある方が良いようです。

5.ホットスポット
好きですねぇ、日向ぼっこ。不可欠ではありませんが、飼育する時は是非用意してやってください。

6.紫外線
無いよりも有った方がいいですが、試験的に紫外線なしの個体も飼えています。
MINER−ALL I(VD3含有)使用が良いのかもしれませんね。
紫外線によるビタミンの生成が阻害されても、その分を補っているのかも。

繁殖状況
2000.2.1  1頭出産
2000.4.11 7頭出産
2000.6.10 6頭出産
2000.6.23 5頭出産

4月生まれの7頭のうち、無事育ったのは2頭だけでした。
生後一ヶ月目くらいに、ばたばたと死に始める時期があります。
この時期を乗り切るとあとは至って丈夫です。
このうち、6月生まれの個体は殆どを里子に出しました。


2000.4.2追記:下の画像のベビー、死亡してしまいました(T_T)。原因はよくわかりません。順調に育っていたのですが…。

撮影日2000.2.20 誕生日2000.2.1 ベビー。飼育は容易。

2000.4.11
ベビーがまた生まれました!それも7頭!
腹が大きい個体がいたんで、隔離しておいたのですが、ついに産んでくれました。
今度は失敗しないように親まで育てるぞ!

ベビーたち 母親の横顔

爬虫類のページへ