3Dマンモグラフィの特徴Breast Tomosynthesis
※ 高濃度乳腺の解析に優れている・・・
※ 病変判別の精度を向上させる・・・・
マンモグラフィの撮影では、乳腺組織を見やすくするために薄く広げながら圧迫していきます。しかし、従来のマンモグラフィ(2D)では乳腺の厚さによっては病変と乳腺組織とが重なり、病変部が分かりにくくなることがあります。また、閉経後の乳房では、乳腺が減って脂肪組織が増えるため分かりやすいのですが、若年の方や乳腺組織が多い方ではどうしても判定が困難な場合がありました。しかし、当院で導入の3Dマンモグラフィでは、撮影角度を変えた複数の方向からの収集データを3次元的に再構成することで画像の重なりを排除するため、病変の判定が従来以上に容易となりました
R-MLO L-MLO
3D
2D
3D
2D
2Dマンモグラフィ(従来のMMG)と3Dマンモグラフィの違い
従来のマンモグラフィでは、乳房を平面的 ( 2D )に画像化していましたが、3Dマンモグラフィでは立体的 ( 3D )
に乳房を画像化し、多くの断面で乳房内を観察することができるようになりました
マンモグラフィの被曝(ばく)線量
最新鋭装置を導入しておりますので、3D+2D撮影(新装置)を行っても2D撮影(旧装置)と被ばく線量は
ほとんど変わりません
2D+3D撮影( 新装置 ):2.0mGy/回( 2D: 1mGy , 3D: 1mGy )
2D撮影 ( 旧装置 ) :1.8mGy/回
( IAEAガイダンスレベル3mGy、日本放射線技師会ガイドライン2mGy )
当院の乳がん検査
2D、3Dマンモグラフィ以外にも乳がんの発見に有効な超音波検査など、医師が患者様にあった検査方法を選択
いたします。早期発見のためにも自己検診で気になる事がございましたら乳腺外来の受診をお勧めいたします