■ 藤間病院の骨粗鬆症の連携診療のご案内

 
 藤間病院の骨粗鬆症診療の特徴は整形外科医、婦人科医、内科医が連携して診療をしていることです。中高年の女性で藤間病院の整形外科、婦人科、内科の診療のために受診した患者さんで骨粗鬆症のスクリーニング検査が必要と医師が判断したとき、また受診者が骨密度測定を希望した場合に、骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版において適応基準となっている骨密度測定機器 (PRODIGY(GE Healthcare))を使用して腰椎と股関節の骨密度を測定します。
 骨密度の評価は、若年齢の平均BMD値(基準値)を100%として、被験者BMD値と比べて%をだし若年成人比較%(YAM値=Young Adult Mean)で行っています。YAMが 80%以上は正常、YAMの70~80%は骨減少症、YAMの70%未満は骨粗鬆症と評価します。骨密度評価で骨減少症、骨粗鬆症となった患者さんで、いつの間にか骨折、外傷による骨折、骨折の既往歴がある場合は整形外科医、更年期障害がある場合は婦人科医、糖尿病・呼吸器疾患がある場合は内科医が担当しています。また、整形外科医、婦人科医、内科医の中で診療連携を密に行っています。
骨粗鬆症診療の目的は骨折予防です。この目的のため、中心となる薬物療法実施するとともに栄養指導、運動指導、転倒予防を積極的に行っています。
藤間病院において、整形外科医、婦人科医、内科医がそれぞれの専門診療の中で骨粗鬆症診療を行うとともに、骨折の治療と予防のため密に連携して診療していますので担当の医師に相談してください。