放 射 線 科 紹 介

胸部や骨の写真でおなじみのX線撮影の他に、体の輪切り状の画像を撮影するCT検査、X線で透視をしながら行うX線TV検査(バリウムなど)、乳房を撮影するマンモグラフィ検査、骨密度を測定する骨塩定量検査などを行なっています

また、病院内の全ての科と連携し、診断に必要となる画像の提供や透視下での処置をサポートしています。近年の医療画像のデジタル化に伴い、膨大な医療画像情報の院内配信、画像サーバ保管などの管理も行なっています。 患者様が安心して検査を受けていただくために、事故ゼロの達成を目標に、毎日、機器の点検を実施しています

当院の主な検査

 1.一般撮影


 X線撮影(通称:レントゲン撮影)人体を通過するX線量の差を利用して病気や怪我の診断をする検査です。
【原理】 X線が人体に向かっていくと、人体を通過してX線フィルム(当院ではデジタルイメージングプレート:IP)まで届きます。この時物質の密度によって通過するX線の量が変わります。例えば肺のように空気を多く含む臓器は物質の密度が低いので多くのX線が写真まで到達し、その部分は黒っぽくなります。骨や心臓、血管などは物質密度が比較的高いので通過するX線量が減り写真は白っぽくなります。その差でエックス線写真をつくり上げています。


 2.胃バリウム検査

 3.大腸検査

 4.CT検査

  16列マルチスライスCTが導入されました 2012/12〜

 内臓脂肪検査実施中

内臓脂肪型肥満 皮下脂肪型肥満
:内臓脂肪
淡緑色:皮下脂肪


 5.マンモグラフィ検査

 マンモグラフィ検診施設画像認定に合格

Q マンモグラフィ検診施設画像認定とは?
A 『特定非営利法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会施設画像評価委員会』が、マンモグラフィ検診の精度を高め、それを維持するために、撮影装置や実際に撮影された写真、撮影に要したX線の量などを評価し、検診に必要とされる基準をすべて満たした施設を認定施設とするものです。基準を満たすためには、撮影装置等の毎日の精度管理や、高い撮影技術が要求されています。
乳がんは、30歳から64歳女性のがん死亡原因第1位となっています。マンモグラフィ検診での早期発見が重要です。乳がん死亡を減らすためにも、専門医、認定診療放射線技師がいる認定施設で乳がん検診を受けましょう。
・マンモグラフィ検査(乳房X線検査)について
乳房の中身を映し出す専用のX線装置で撮影する検査のことです。
・被曝について
被曝量はごく少量ですので、撮影に伴う危険性はほとんどないと考えられています。
・撮影の方法
左右の乳房を片方ずつ、方向をかえて撮影します。
乳房の中身を見やすくするため、なるべく均等に圧迫をかけて乳房を平らにして撮影します。圧迫には痛みを伴うこともありますが、鮮明な撮影をするために、また被曝量の低減にはどうしてもこの圧迫が必要です。
・他の乳房検査との併用
30代や若い女性には、一般に超音波検査の方が効果を期待できます。若い女性は乳腺が発達して密度が濃いので、マンモグラフィだと乳腺と、がんの区別がつきにくいためです。
マンモグラフィの効果を期待できる年齢は、50歳以上といわれていますが、最近では40歳以上なら有効と考えられています。
理想的な乳がん検診の組み合わせ
30代 視触診 +   超音波    +(マンモグラフィ)
40代 視触診 + マンモグラフィ + 超音波
50代 視触診 + マンモグラフィ +(超音波)
60代 (視触診)+ マンモグラフィ


 6.血管造影検査

 7.骨密度検査
当院では平成26年11月より骨密度検査をDX法に更新しましたDXA法とはX線を測定部位に当てることにより骨成分を他の組織と区別して測定する方法です。 現時点では腰椎のDXA法が最も信頼の高い骨量測定法であり、骨粗鬆症診断基準でもDXA法(デキサ法)を用いて計測することが推奨されています。 測定する骨は、腰椎と大腿骨頸部です。誤差は少なく、測定時間が短く、放射線の被曝量も少ないという利点があります。このためDXA法は、骨量測定の標準方法として重視され、骨粗鬆症の精密検査や、 骨粗鬆症の治療効果の経過観察、また骨折の危険性予測に有用なものです。また全身の骨密度と体組成の測定も可能で、サルコペニア筋力減少症の診断も行うことができるようになりました。
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