●天の川(あまのがわ)
 暗い夜空に見える淡い光の帯です。銀河系の
遙か彼方に存在している何十億個の星からなっ
ています。銀河系全体を指す愛称でもあります。
●隕石(いんせき)
 惑星またはその衛星の表面にに落ちた、小惑
星などの破片のことです。
●宇宙(うちゅう)
 存在するすべてのものを指します。物質・空間・
時間もすべてが含まれます。
●外合(がいごう)
 内惑星である水星または金星が、地球から見
て、太陽の向こう側に位置する現象を言います。
●軌道(きどう)
 天体が自分よりも質量の大きな天体の引力を
受けて、宇宙空間を運行する経路の事を言いま
す。
●逆行(ぎゃっこう)
 (1)惑星などの天体が天球上を東から西へ移動
することを言います。
 (2)公転運動の方向が、地球の公転運動の方
向と同じでない運動のことを言います。
●球状星団(きゅうじょうせいだん)
 ボール上の星の集まりのことを言います。直径
がおよそ100光年で、数万から数十万の恒星が
集まっています。球状星団は、私たちの知ってい
る範囲でもっとも古い、星の集団です。
●局部銀河群(きょくぶぎんがぐん)
 銀河系を含む約30個の、銀河の集まりです。
●巨星(きょせい)
 星の進化の終わりの段階で、大きさと光を
増した恒星です。通常太陽の直径の数十倍
から数百倍のの大きさになります。
●銀河(ぎんが)
 銀河系と同じ様な、星の大集団で、すべて
引力によって、結びついている、数百万から
数十億といった数の星や、星雲、星団の集合
体です。一般に銀河の直径は、1000光年か
ら数十万年光年まであります。
●屈折望遠鏡(くっせつぼうえんきょう)
 レンズで光を集める構造の、望遠鏡です。
●夏至・冬至(げし・とうじ)
 夏至は太陽が、天の赤道からもっとも北へ
位置する現象です。 冬至は逆にもっとも南に
位置する現象です。北半球では、6月21日頃
に一年中でもっとも昼間が長くなり(夏至)、
12月22日頃に昼が一番短くなります(冬至)
南半球ではその逆です。
●ケフェイド型変光星(〜かたへんこうせい)
 変光星の一つのタイプで、数日もしくは数週
間を周期に、規則的に脈動します。変光周期
と絶対等級には、一定の関係があります。
●合(ごう)
 太陽系のふたつの天体(普通は太陽と惑星)
の赤緯が等しくなり、地球から見て一列に並ぶ
現象のことを言います。
●口径(こうけい)
 天体望遠鏡の対物レンズ、または主鏡の直
径のことを言います。
●恒星(こうせい)
 中心部で起こる核融合反応が作り出した、熱と
光を放出する、ボール状の天体のことを言います
●光度(こうど)
 光を発する天体の本来の明るさ。
●黄道(こうどう
 地球の公転軌道面と天球との交線。太陽が
黄道に沿って移動するように見えるのは、地球の
公転運動によるもので、黄道は天球を一周してい
る。
●黄道帯(こうどうたい)
 太陽と惑星が運行する、天の黄道に沿った帯。
古代から黄道帯には、12の星座があったが、
近代になって星座の境界に変更が加えられて、
太陽と惑星は13番目のへびつかい座も通過し
ます。
●光年(こうねん)
 光が真空中を一年掛かって伝わる距離の単位
です。1光年は9兆4607億kmに相当します。
●散開星団(さんかいせいだん)
 比較的若い恒星が数十個から数百個集まった
星の群で、決まった形はありません。銀河の渦巻
腕の中によく見られます。
●散光星雲(さんこうせいうん)
 明るいガスの雲で、中にある恒星の光を受けて
輝いています。
●視差(しさ)
ふたつの異なる天から見たときの、天体の位置の
ずれのことです。ずれの度合いは、その天体まで
の距離と、ふたつの観測地点の距離によって変
わります。比較的地球から近い星は、地球が
太陽の周りを公転すると、わずかな視差を示しま
す。これを利用してその天体までの距離を計算
する事が出来ます。
 
●CCD(Charge-Coupled-Device)
 天体などの画像を記録するために、フィルム
のかわりに用いられます。光に敏感なシリコン
チップです。
●自転軸(じてんじく)
 天体が自転するときに、中心となる直線軸の
ことです。地球の場合には北極と南極を、貫い
ています。
●周極星(しゅうきょくせい)
 地球の一定の位置から見たときに、一晩中
地平線上にある星のことです。地平線から、
昇ったり沈んだりせずに、天の極のどちらかの
周りをまわっているように見えます。
●衝(しょう)
 太陽系の天体が地球から見て、太陽の反対
側に位置する現象のことをいいます。その時
その天体は一晩中観測できます。
●小惑星(しょうわくせい)
 太陽の周りを公転している、岩石で出来た
小さな天体のことを言います。
●食連星(しょくれんせい)
 ひとつの天体が別の天体光の一部、または
全面的に遮る現象を言います。
●新星(しんせい)
 一時的の何千倍も増光する恒星のことをい
います。2星間の距離が近い連星で、片方の
星が白色わい星のときに起きます。ガスが
伴星の方から、白色わい星の方に流れていき
小さな爆発を起こして増光します。
●彗星(すいせい)
 長い楕円や、放射軌道を描いて太陽の周りを
巡る天体です。太陽に接近すると尾を引きま
す。頭部には凍ったガスと塵の核を持っていま
す。
●星雲(せいうん)
通常は銀河の渦嬢腕の中にあるガスとちりの雲。
惑星状星雲・散光星雲の項目も参照。
●星座(せいざ)
空の1領域。もともとは星が作り出している形を意味
していたが、現在では、国際天文学連合が設定した、
境界線に囲まれた領域を指している。
●赤緯(赤緯)
点の赤道と天体の間の角度を示す。地球の緯度に
相当する。天の赤道を0°として直角に計り天の北極
または南極を90°とする。
●赤経(せきけい)
天球の座標で、地球の経度に相当する。太陽が毎年
3月に天の赤道を横切る点(春分点)から時間によって
表される。1時間は15°に等しい。
●絶対等級(ぜったいとうきゅう)
天体の本来の光度を示す単位。地球jからの距離を
32.6光年と仮定したときの天体の明るさで表す。
●太陽系(たいようけい)
太陽および太陽のまわりを公転しているさまざまな
天体の集まり。9個の惑星とそれぞれの衛星、小惑星、
彗星、小さな破片などもすべて含む。
●中性子星(ちゅうせいしせい)
中性子で構成されている、小さくてとても密度の高い
星。大質量星が超新星爆発を起こしたときにできる
残骸であると考えられいる。
●超巨星(ちょうきょせい)
少なくても太陽の10倍の質量を持ち、進化の最後の
段階で、より明るくなった恒星のことを称する。直径は
太陽の数百倍、明るさは数万倍にも達する。
●超新星(ちょうしんせ)
恒星が数週間または数ヶ月に渡って、何百万
倍も明るくなる爆発。非常に質量の大きな恒星
だけが超新星となる。
●天球(てんきゅう)
地球を中心としてその周りにひろがる仮想上の
球面のこと。天体はその球面に張り付いたように
見える。
●天体(てんたい)
宇宙空間に存在している物体の総称。たとえば
恒星・惑星・銀河など
●天頂(てんちょう)
観測者の頭の真上に当たる空の点
●点の極(てんのきょく)
地球の北極と南極に相当するもの。天球は一日
に1回そこを中心に回っているように見える。
●天の赤道(てんのせきどう)
地球の赤道の真上の天球に引かれた、地球の
赤道に相当する天球上の線。
●等級(とうきゅう)
天体の明るさを表す数値。明るい天体ほど小さな
またマイナスの数値で表す。
●内合(ないごう)
水星または金星が、地球と太陽の間に入る現象
のことをいう。
●二重星(にじゅうせい)
地球から見ると、互いに接近して見える星のこと。
連星・見かけの二重星の項目も参照のこと