宇宙は銀河の集まり

太陽とその周りを回っている惑星を、太陽毛絲呼んでいますが、太陽系よりも
遠い世界はどうなっているのでしょうか。
 ニュートンは無限に広がった空間に、一様に恒星が分布していると考えました。
天王星を発見したハーシェルは実際の夜空の星を観測して、星の分布を調べま
した。星の分布を調べるには、その方角と距離を知る必要ががありました。
ハーシェルは全ての星は本来同じ明るさで輝いているのだと、考えました。すると
遠くの星ほど暗く見えるはずです。こうして星までの距離を決めて、星たちが太陽
系を中心とした、円盤状に分布していることを見つけました。この円盤を銀河と呼び
ました。
現在では2000億個ほどの星が、私たちの銀河と呼ばれる、大きな集団を構成して
いることが知られています。ハーシェルは、私たちの銀河のなかの、太陽系に近い
部分だけを見ていたのです。しかし現在では、太陽系を含む銀河と同じような、巨大
な星の集団が、無数に存在していて、さらに銀河同士はお互いに遠ざかっていること
が、知られています。