ニュートンの発見 

ケプラーは、観測をかさねることによって、惑星の軌道を決めることが出来ましたが、
何故遭難留のかを理論的に説明することは出来ませんでした。また、ガリレオも、
惑星の運動の原因を、説明することは出来ませんでした。これらの説明を行ったのが、
アイザック・ニュートンです。
 惑星の動きを解明する鍵は、一個のリンゴにありました。1666年のある日、大学の休
暇で故郷に帰っていたニュートンは、リンゴの木の下に座って、惑星や月の運動の原因
について、考えていました。その時偶然にも、ニュートンの頭の上に、リンゴが落ちてき、
その瞬間にニュートンの頭の中に、あることがひらめきました。
 リンゴは地球から引っ張られて落ちてきたのに、何故月は落ちてこないのだろう?
実はこの時ニュートンは、月も地球に引っ張られているのだということに、気がついたの
でした。月が地球の周りを回ることが出来るのは、地球に向かって常に引っ張られていて、
落下しているからなのです。
 月は横に進みながら落下しているので丸い軌道を描きます。そして地球の地面も丸い
ので、いつまでたっても、月は地面にたどり着かないのです。もしも月が、地球に引っ張ら
れていなかったとしたら、月はまっすぐに進んで、もうとっくに宇宙の彼方にと、消え去って
いたでしょう。
 同様にすべての惑星は、太陽に引っ張られているので太陽のまわりを回っているのです。