コペルニクスの地動説

ギリシャ時代の後、キリスト教がヨーロッパを支配して、天動説を
真実として、これ以外の考え方を、いっさい認めようとはしません
でした。
 15世紀になって北イタリアからルネサンスが始まると、これに
呼応するように16世紀、ポーランドの神父コペルニクスは、太陽
が宇宙の中心で、地球をはじめとするすべての惑星がその周りを
まわっていると考えれば、惑星の逆行現象などの、複雑な惑星の
動きも、簡単に説明できることを示しました。
太陽の周りを回る惑星の動きを公転といいます。逆行する火星・
木星・土星は地球よりも、太陽から遠くを公転して、地球よりも
太陽の周りを一周するのに時間が掛かるとすると、地球がそれらの
惑星を追い越すことがあり、この時に地球から惑星が逆行する様に
見えるのだと、説明をしました。