![]() |
こいぬ座の神話 | ![]() |
自分の猟犬に殺されてしまったアクタイオン |
狩りの名手だったアクタイオンは、毎日猟犬をつれて鹿狩りに 出かけていました。 ある日鹿を追いかけて森の奥深くに入り 込むと、茂みの向こうから女性の声が聞こえてきました。のぞき 込んで見ると、そこでは狩りと月の女神アルテミスが、数人の ニンフと水浴びをしている最中でした。 アクタイオンに気が付いたアルテミスはのぞき込まれたことに 怒りアクタイオンに呪いをかけました。 するとアクタイオンの 姿は、見る見るうちに鹿に変わり、その声もいつしか鹿のうめき 声に、変わっていました。 その声に気が付いた猟犬たちは、そ の鹿をかみ殺し、主人が来るのをいつまでも待っていました。 来るはずのない主人を、待ち続けている姿を哀れに思った女神は、 猟犬の1頭を天に上げて星にしました。 |
![]() |