エリダヌス座の神話

フェアトンが落ちた川
太陽の神ヘリオスの仕事と言えば、地上を光と希望で満
たす事です。毎朝4頭だての馬車に乗って、天空を東か
ら西へ駆け抜けます。ある日息子のフェアトンは、父親
に無理をいってこの馬車をかりて、空へと舞い上がって
みました。ところが上手く戦車を操る事ができずに、で
たらめに走って、森を焼いて砂漠にし、人々の肌は真っ
黒になってしまいました。
 この様子を見ていたゼウスはすごく怒り、雷で撃ち落
としてしまいました。フェアトンは馬車もろともエリダ
ヌス川に落ちて死んでしまいました。これを知ったフェ
アトンの姉達は悲しんで、川岸でポプラの木になったと
いうことです。

前項