| アンドロメダ座 |
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★美しい渦巻き銀河【M31】がある、アンドロメダ ギリシャ神話のアンドロメダ姫を形取った、大変に有名な星座です。神話に よれば、アンドロメダ姫は海の獣の生け贄として鎖で岩に縛り付けられてい たところを、英雄ペルセウスに救い出されたのだと、つたえられています。 この星座で注目したいのは、地球に最も近い大きな銀河、アンドロメダ銀河 M31です。そしてこの銀河は、肉眼で確認することのできる、地球から最も 遠い天体でもあります。 |
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| ★南中位置での見つけ方 まずは2等星のα星から見つけていきましょう。 1.最初に、天頂付近に高く昇った、アンドロメダの頭の星、α星を見つけて 見ましょう。 真南を向いたら、げんこつ8っ半上を見上げます。ペガス スの四辺形の北東角の星がそれです。 2.次にα星を手がかりに、胴体の部分を探しましょう。 α星を頂点に、北東(左上)に向かって、げんこつ三つの細長いA字形に 星が並んでいます。南(下)側の線の星は、2等星が並んでいますが、 もう一方の線は4等星ばかりです。 3.最後に手の部分を探してみましょう。 α星の東(左)にげんこつ半分くらいのところにある3等星から、北西 (右上)にげんこつふたつのところにある、3個の4等星が右手を表して います。左手は南(下)にげんこつ1つのところにある、5等星です。 |
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●アンドロメダ座大銀河M31 銀河系によく似た渦巻き型の銀河です、街灯りの少ない澄み渡った夜空では、 肉眼で観察しても細長いシミのようにとらえることができます。双眼鏡を使えば、 ずっと大きくその形をとらえることができ、楕円形に見えることでしょう。ただし、 ここで見えるのは、銀河の中心部にすぎません。渦巻腕を見るには、少しい大きな 望遠鏡が必要になってきます。 地球からの距離は約240万光年で、局部銀河郡の中では、最大の大きさを ほこっています。 アンドロメダ座の一番の見物といえば、肉眼でも観測できるM31大銀河でしょう。 肉眼では小さな光のシミのように見えますが、双眼鏡を使うと、細長くのびた形や 近くのM32・M110のふたつの小さな銀河も見えてきます。 |
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●双眼鏡で観察しよう散開星団NGC752 γ星から南に約5°のところにある大型の散開星団です。晴れた夜ならば肉眼でも 確認できるほどの明るさがあります。 双眼鏡で見ると星雲上の中に、バラバラと 言った感じに星の粒が見えてきます。 地球からの距離は約1300光年です。 |
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●γ(ガンマ)星 とても魅力的な二重星のひとつです。肉眼で見ると、2.1等級の単独の星に 見えてしまいますが、小型の望遠鏡を使うと、とても明るいオレンジ色の主星と、 5等級の青色の伴星が見えてきます。 |