夜空を見上げながら
煙草に火をつける
たくさんの星たちにかこまれて
赤い光がキラキラと輝く
わたしは目を閉じて
深く深く煙草を吸い込み
肺に染み渡るのを感じてから
そっと煙を吐き出す
そこでわたしは目を開けて
夜空にまぎれていく紫煙を見つめる
ふわふわとゆっくりと
けれど気がつくともう
消えてしまったその紫煙の跡を
わたしの中のもやもやが
わたしの中のこのはっきりしない気持ちが
この紫煙と共に
わたしの体内から吐き出されていく
ふわふわとゆっくりと
けれどはっきりと着実に
こうして
くりかえし
夜空の下で煙草を吸い
くりかえし
自分の気持ちに決着をつける
夜空に消えゆく紫煙と共に
わたしの気持ちも消えてなくなれ
体内から吐き出される紫煙と共に
この気持ちも吐き出してしまいましょう
いつか
この紫煙とも
お別れできる日が来るかしら
ゆっくりと
時間をかけて
そう
一本の煙草を味わって吸う様に
ゆっくりと
時間をかけて
ゆっくりとゆっくりと・・・