お天気に一喜一憂
 あなたは、私にとって、お天気のような存在です。


 空を見上げればそこには無限に広がる青空がある。
かと思えば、暗く重い雲に覆われてどんよりとしていたり、
そこからいつしか、ぽつりぽつりと雫が落ち、雨を降らせる。
通り雨もあれば、嵐のような雨もある。

 そう、あなたに一喜一憂。


 あしたはどんなお天気かしら。天気予報も当たったりはずれたり。
いつか気象予報士にでもなろうかと思ったこともあったけど、
自分の予報がはずれたらくやしいじゃない。
それに、明日の天気に縛られるのはつらいじゃない。
だからやめたの。予想のつかない私のほうが、私らしいと思うでしょ。
だから私はこうするの。

 青い大空が広がる日には、ピクニックに出かけましょう。
わくわくしてどきどきして、はしゃいで遊びまわって過ごしましょう。
心がきっと通じるから。

 暗い雲に覆われた日には、気をつけて出かけましょう。
ちゃんと傘は持ったかしら。寒くなるかもしれないし。
準備万端整えて出かけましょう。
きっと心も曇り空。

 雨がしとしと降る日には、傘を差して出かけましょう。
少し雨に濡れてしまうかもしれない。
心が冷たく凍えてしまうかもしれない。
そしたら、あたたかなおうちに帰りましょう。
止まない雨はないのだから。

 激しい嵐の日には、おうちで静かに待ちましょう。
この嵐にさらわれないように、けれどもちゃんと窓の外を見ていましょう。
台風の目が見えるかもしれない。
そしたら、いつかこの嵐が去った後、やさしくなれる時が来るから。
きっと来るから。


 空を見上げれば無限のあなたが広がっている。
それは雄大でいとおしくて私の心を奪い去る。
あなたがいなければ、私は生きていけないでしょう。
あなたがいるのが当たり前。
そこに存在するのが当たり前なの。

 そう、あなたに一喜一憂。


 あなたは、私にとって、お天気のような存在なんですよ。

 そう、あなたに一喜一憂。

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