僕はもう駄目かもしれない
僕はもう駄目かもしれない
そう言葉にしてみると
もうどうでもいいような気がして
だから少しだけ気持ちが楽になって
きっとホッとしたんだと思う

どこまでも底の見えない穴に
どんどん落ちていくのがわかった
止まることができないと思って
もうどうしようもないことなんだって
考えることで逃げ出していた

逃げれば逃げるほど追ってくる
それは自分にしか見えないし
それは自分にしか消すことができないんだと
知った時に追い詰められたのかもしれない
僕はもう駄目かもしれないと

僕は自分に差し伸べられる手を欲し
それは過去の優しい手と重なって
今はもうないその手を望む自分に
途方もない絶望を感じてみたのかもしれない
それはたぶん自分の弱さだ

自分の弱さに気がついたとき
その弱さを認めたくない自分がいて
もうどうしようもなくなって
焦り惑い憤り憎しみ恨み惑い憂い悲しみ
僕はもう駄目かもしれない

言葉にすれば何もかもが良くなるわけではない
むしろそれは嘘になり本当でなくなるかもしれない
だから言葉にすることを恐れていたのだ
けれど言葉にしなければいけないときはある
そう思えるようになった自分がいた

僕はもう駄目かもしれない

僕はその言葉に救われたのだ

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