今回はこれらの食像の中から、いくつかをご紹介します。
なお全て山ノ尾産のため、個々の産地名は省きます。
晶洞産の緑柱石のうち表面がざらついたものをルーペで観察すると、細かなへこみや突起が見られるものがあります。
この写真ではよく分かりませんので、もう少し大きくしてみましょう。
【2】 緑柱石
なにやら四角い形がたくさん見えてきました。
よく見ると、同心円ならぬ同心方?となった階段状のへこみであることが分かります。
【3】 緑柱石
少し角度を変えて横から観察すると、今度は突起が見えます。
右は突起をさらに拡大したものです。緑柱石の表面にSF映画のCG画像のような山が見えてきました。
まさにベリルマウンテンとも言える雰囲気です。
【4】 緑柱石
もう一度表面を拡大して観察してみましょう。
これらは、航空写真や衛星を使って遺跡を撮影したような感じさえ受けます。
四角形の形から、あたかもエジプトのピラミッド探索画像のようです。
【5】 緑柱石
さらに別な部分を拡大してみると、長方形をした部分が見つかりました。
この写真では長方形のへこみであることが分かります。黒い部分は晶洞粘土が入ったままの状態です。
へこみをさらに拡大した右の写真では、細かな段差がいくつも重なっている様子が観察できます。
特集はいかがだったでしょうか。
たかが小さな緑柱石と言わずにルーペなどで観察すると、思いがけない世界が広がります。これらはみな太さが2〜3oの小さな緑柱石の、ほんの一部分の姿なのです。
◇ お詫び
このところ特集更新が遅れていました。これを楽しみにしているみなさんには申し訳ありませんでした。
定期更新にこだわらず、少し肩の力を抜いて気楽に続けて行きたいと思います。
・ 次回の特集 「 山ノ尾産水晶 」