courier-imapのAPOPパッチを置いてあります。
元はKeijiさんのページにあったモノを改造したモノです。
POP over SSLが利用可能なので、APOPの意義が薄いためか…Patchが見つかりにくいようですが。

courier-imapの設定などについてはパソコンおやじさんのページを参照しました。
unicodeへのiso-2022-jpの追加とAPOP対応patchの適用まで設定したspecファイルも置いてあります。
Source(courier-imap.x.y.z.tar.bz2)とAPOPパッチをrpmビルド用のSOURCESディレクトリにコピーし、specファイルを使ってrpmを作成します。
なお、動作確認はRedhat Linux 9にて行っています。
rpmが利用できない環境の場合は、
tar jxvf courier-imap.x.y.z.tar.bz2
cd courier-imap.x.y.z
cat courier-imap-x.y.z-apop.patch | patch -p1
として、パッチを適用して下さい。

courier-imap 4.0.0以降の場合

courier-imap 4.0.0以降の場合、認証ライブラリのcourier-authlibが必要になります。
APOP対応にはcourier-authlibにもpatchを当てる必要があります。
rpmが利用できない環境の場合は、
tar jxvf courier-authlib-0.5x.tar.bz2
cd courier-authlib-0.5x
cat courier-authlib0.5x-apop.patch | patch -p1
として、パッチを適用して下さい。

POP3サーバのホスト名の設定

/usr/lib/courier-imap/etc/pop3dファイルを開き、
POP3DHOSTNAMEにPOP3サーバのホスト名を設定して下さい。
既にcourier-imapが設定済みの場合、上記のPOP3DHOSTNAMEが無い場合があります。
その場合はpop3dファイルの最後に下記の行を追加して下さい。(ホスト名は適宜変更して下さい)
POP3DHOSTNAME=localhost.localdomain
POP3DHOSTNAMEの設定が無い場合でもデフォルト設定(localhost.localdomain)で動作するようにしてありますが、ユーザーがPOP3に接続するたびにエラーがlogに出力されます。

APOPパスワードの設定

ユーザーsetoppuにApopPasswordというパスワードを設定する場合…
echo '{APOP}ApopPassword' | userdb setoppu set apoppw
設定後はデータベースをアップデートする為にmakeuserdbを実行して下さい。
なお、userdbスクリプトとmakeuserdbスクリプトにPATHが通っている必要があります。
courier-imapの3.0.8までは/usr/lib/courier-imap/sbinを、4.0.0以降(courier-authlib使用)の場合は/usr/sbinをPATHに追加して下さい。