12月21日(Sun)渋谷のDCIトーナメントセンターにおいて行われた、TheFinals'97の予選にいってまいりました。トーナメントに参加するのは、これで2回目、テンペストのカードは余り持っておらず、使ったことも少なかったので少し不安だったのですが・・・さて、どんなもんでしょうか?

私用したデッキ
黒4色デッキ (97・12・21)
土地
 11*Swanp/沼
 2*RootwaterDepth/ルートウォーターの深淵
 1*UndergroundRiver/地底の大河
 2*Cinder Marsh/もえがらの湿地帯
 4*Quick Sand/流砂
 2*GemstoneMine/宝石鉱山
 3*UndiscoverdParadise/知られざる楽園
クリーチャー
 2*ShadouwGuildmage/影祭師ギルドの魔術師
 4*FallenAskari/堕ちたるアスカーリ
 2*ErgRaders/アーグの盗賊団
 4*Black Knight/黒騎士
 2*KnightofStomgald/ストームガルドの騎士
 1*CryptRats/墓所のネズミ
 4*Man-O'-War/オオクラゲ
 2*Necratog/ネクロエイトグ
 2*Necrataal/ネクラタル
 2*WildfireEmissary/ワイルドファイアの密使
 1*CloudChaserEagle/雲を追う鷲
その他
 1*PhyrexiamFurnace/ファイレクシアの炉
 2*DarkRitual/暗黒の儀式
 3*DiabolicEdict/悪魔の布告
 3*Incinerate/火葬
 1*GoblinBombarment/ゴブリンの砲撃
 1*EathQuake/地震
サイドボード
 2*Fasakenwastes/絶望の荒野
 2*EbonyCharm/黒壇の魔除け
 2*Pyroblast/紅蓮破
 1*SleightofMind/臨機応変
 2*Hydroblast/水流破
 1*KnightofMist/霧の騎士
 1*HonorablePassage/名誉の道行き
 2*Disenchant/解呪
 2*Lobotomy/ロボトミー

 黒4色ってやつです。好きなタイプのデッキで、随分使ってたなあ(遠い目)。
 今見ると、なんか変なつくりですね。メインでアーティファクトが割れなかったり。
 クリーチャー除去がむやみやたらと入ってるんで、そーゆーデッキには強そうです。

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第一戦 青白カウンター+虹のイフリート
 ちょいとどきどきしながら望む第一戦。
 とりあえず先手を取り、様子を見ると相手は島を出したので、これはとっとと攻めたほうが良かろうと暗黒の儀式を使い、クリーチャーを一辺に出して見たんですが……
 相手の流砂やSprit Mirror/霊の鏡(TE)から出る反射トークンで時間を稼がれ、虹のイフリートとヘイズライダーに殴りきられて負け。

 相手が青の低速系なので、サイドから絶望の荒野や紅蓮破、解呪なんかを持ってきて、二本目に望んだところ、1ターン目にいきなり暗黒の儀式から絶望の広野をかけることに成功!
 これには相手も笑ってました。
 で、その後は普通にクリーチャーで殴っていたんですが、ネビニラルディスクで絶望の荒野を流された後、ジェラードの知恵で一気にライフを30点台まで回復されてしまう(涙)
 その後もクリーチャーで殴り続け、絶望の荒野をもう一つ出すことに成功したのですが、ここでポカ。
 絶望の荒野が出ているのに、雲を追う鷲に魂の絆を付けられて、殴っても無駄だと思い込み、攻撃しなかったこと……(間抜け)
 結局、相手のライフを8点ぐらいまで削ったものの、虹のイフリートに殴り倒されてしまいました。
××

第二戦 赤白青パーミッション&プロパガンダ+ウィンターオーブ
 第一戦のポカから立ち直り、第二戦。相手は赤白でパーマネントを壊しまくるデッキ。こっちはウィニーなんで、相手の除去を上回る量のクリーチャーを出せれば、何とかなるかもしれない・・・。

 1本目は、プロパガンダとウィンターオーブを出され、壊せないまま自分のアーグの盗賊団をオオクラゲで戻す羽目になったりして、苦し紛れの火葬を名誉の道行きで返されて、負け。
 2本目は、大体第一戦と同じようなサイドボーディングをし、クリーチャーで殴っていく。途中、絶望の荒野を2枚出してしまうというお馬鹿なことをしたものの、ゴブリンの砲撃がうまく決まり、何とか勝ち。
 そして3本目、どうも相手の土地が事故っていたらしく。ほとんど何もされないまま3点まで削り、相手の火葬を名誉の道行きして、勝ち。
×○○

 よし、まずは1勝!次も頑張ろう!

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第三戦 青白 ナイトウィニー+浄化の鎧
 白騎士や白き盾の騎士団、フリーウィンドファルコンなどのプロテクション持ちクリーチャーに、浄化の鎧を付けて殴るデッキ。基本的に、このデッキに対しては相性がいい(クリーチャー除去が3色に別れており、プロテクション(白)を持つクリーチャーも多いため)ので、何とかなるでしょう。

 1本目、地道な殴り合い、こちらがオオクラゲ、ネクラタル、火葬、悪魔の布告に流砂などクリーチャー除去がやたら多いデッキのため、殴り合いならばこちらが有利でした。で、勝ち。
 2本目、相手は事故を起こしたらしく、クリーチャーアタック+ゴブリンの砲撃で止め。
○○

 始める直前にサイドボードの戻し忘れに気付いた以外はほぼ問題がありませんでした。こちらのプロテクション(白)クリーチャーの多さに相手は嫌がってましたが。

   *

第四戦 青黒 ネクラタル+オオクラゲ+隠された恐怖
 ほぼ、同系統のデッキです。こちらは赤も使っているため、速度ではやや遅れそうですが、墓所のネズミや地震などの大量除去呪文を旨く使えれば、物量差はひっくり返せるかも知れません。

 で、試合なんですが。
 ちょっと話になりませんでした。こちらが思いっきり事故を起こしまして、1本目は土地しかこない、2本目は土地が沼と流砂で、持っているクリーチャーが、ネクラタルやら黒騎士やら。
 何もできずに負けました。
××?

 で、2敗してしまい、本選出場が消え、おまけにきわめて迅速に負たため時間が余りまくった私は、ゲームセンターでマジカルドロップ3をやって気分転換してました。でも、これでも勝てませんでした。あう。

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第四戦 黒青 隠された恐怖+墓石の階段+オオクラゲ
 第三戦と、なんか似たようなデッキ。ちょいとくらくらきた状態で望みました。

 同系統なので、必然的に殴り合いになります。相手は隠された恐怖や、Intuition/直感で、クラゲを3枚引いてきて2枚を墓地に置く、黒壇の魔除けでこちらの墓地のクリーチャーを減らす、などして、墓石の階段で一気に止めを刺してくる。1本目は引き分けに持っていくのが精一杯。

 2本目はゾンビトークンに殴られ死亡。3本目は、黒騎士と流砂で、何とか隠された恐怖を押さえつづけたものの、深淵の死霊を除去できず、ちょっとずつライフと手札をけずられていき、墓石の階段。何とか耐えつづけ、ゴブリンの砲撃を出したものの、相手のライフが9点なのに、こちらのクリーチャー8体をすべて打ち込んでしまう、というポカを行い、相手は次のターンに墓石の階段を維持せず、素直に殴られて、負け。
D××

 この対戦相手の人とはカードのトレードをしたのですが、プロスブルームのカードを集めているというので、死体の花などのカードと、地震やボガーダンの槌などを交換することができました。しかし・・・気付いたらもらったのは赤いカードばかり。私は黒使い。うーむ・・・。
 
 

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第六戦 黒単色 ウィニーデッキ
 テンペストの、執拗に単色をねらったカードの出現により、絶滅の恐れがあった単色デッキですが、本日初めて出会うことができました。ネクラタルの効かない黒系のデッキはやや苦手。さあどうなりますか。

 1本目、実はこのあたりになると、意識がやや朦朧とした状況でデュエルしていました。普段はこんなに長いことマジックやることなんかないんで。
 相手も黒なんで、やることはほとんど同じです。黒騎士やストームガルドの騎士などで殴りまくる。あと、相手は墳墓の食屍己や隠された恐怖なども使いより高速に殴ろうとしたようですが、そういったやからはオオクラゲで手札に戻してやり、6点ぐらいの地震で止め。
 
 2本目は、またしても同じような削りあい。墓地にどんどんとクリーチャーが溜まっていく1方で、相手はネクロエイトグを召喚。1撃死亡の気配が漂いますが、悪魔の布告などでうまく除去。最後は11/12まで成長したこちらのネクロエイトグで殴り勝ちました。
○○

 終わった後に聞いたところ、相手は不吉の月を入れていたそうで、役に立たなくて苦しんだ、と言ってました。
 
 

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第七戦 赤単色 良く分からないバーン・デッキ

 さて、泣いても笑ってもこれで最後。何とか有終の美を飾りたいところです
 対戦相手は、サングラスと首から下げた骸骨がなんか変なお兄さん。使ってきたのは赤単色、なんか変なバーンデッキ。それでは最終戦、開始!(この頃になると、ちょっとやけになっている)

 1本目、こちら、ちくちく殴る。あいて、もくもくと山を出し・・・セットしたのは水晶鉱脈。何か、珍しいもの使いますな。すべての山からのマナと、水晶鉱脈を生け贄に捧げて出したマナで、マグマザウルス召喚!派手だ・・・
 で、こちらは慌てず騒がず、オオクラゲで手札に戻す。でちくちく削る。相手のお兄さん。懲りずに水晶鉱脈出して、またもやマグマザウルス召喚。何が君をそこまでかきたてるのか?でも、こっちもまたもやオオクラゲ。で、ちくちくと。その後、相手は時限爆弾を出すも、ライフはこっちのほうが多い。気が付いたら削り勝ち。
 
 2本目。相手はモグの狂信者やら、稲妻の精霊などに単独行を付けて殴ってくる。負けじとこちらも殴り返す。そして、相手のドロー。何やらにやりと笑い「来たぜ・・・1ターンキルさえ可能なカードが!」てなんですかそれ。
 そして相手が使ったのは・・・魔力激突!(両方ともコインフリップして、裏を出すと1点ダメージ、両方とも表を出すまでこれを続ける)そりゃ、1ターンキルもできるといえばできますが、その前に自分も死ぬかも知れませんぜ。
 実はこの時、手札に水流破があったのですが、これをカウンターするのは男じゃないと思い、勝負を受けました。
 そして運命のコインフリップ・・・「えい!っと、こちらは表です。そちらは?」「こちらも表です」はい終了。そのまま流れるように殴り勝ち。
○○?

 なんというか、大変面白いデュエルでした。にしてもあのにーちゃんよく3回勝てましたな。

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 そして、終わってみたら4勝3敗と、何とか勝ち越すことには成功しました。ふりかえると、凡ミスの嵐。もっと大会馴れしなくちゃなりませんねぇ。
 試合のこととしては、最大の敵である上天の閃光、黒の防御円、日中の光、プロパガンダといったウィニーにとっては悪夢のようなカードを使うデッキと余り当たらず、ラッキーでした。同行したGさんは、そういったクリーチャーいじめデッキとばかり当たり、上天の閃光を2枚張られて泣いていたことを考えると、やはり運は良かったようです。あと、もっとたくさんいると思っていた赤のウィニー+バーンデッキは余りおらず、変わりに白系の除去の豊富なデッキなどが多かったのが特徴的でした。

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