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斬紅郎無双剣は、ゲーム部分において開発者の独りよがりな面が強い作品です。
のっけからひどく難しい上に、家庭用のものでさえも練習モードが無いので、ゲームを楽しめるところまで行かずに投げ出したくなってしまいます。
格闘ゲーム初心者にはあまりにも不適切な作品と言えます。
初心者向けと言うと、次回作に当たる「天草降臨」がとても親切な作りになっています。
簡潔で滑らかな操作、易しめの難易度といい事づくめです。
それに比べて斬紅郎無双剣は、操作が硬くて思い通り動かせるまでに一苦労です。その上難し過ぎて一面から勝てないのですから、やってられません。
更に言うなら、稼働当時のゲーセンで頑張ってみようとして大金を注ぎ込んでしまった人は、もう不幸としか言いようがありません。
それは、パチスロをやるくらいの感覚で湯水の如くお金を使わされてしまう割りに、いくら頑張っても一向に勝てないとゆー罠に陥っていたからです。これじゃあ、ちっとも面白くありません。
また、後に家庭用ゲーム機に移植された同作品を買ってしまった人も、やはり不幸としか言いようがありません。
ディスクからの読み込み待ちがとても長く、ゲームをやっている時間の方が短いとすら思えるほどです。
見事なまでの最悪ぶりですが、斬紅郎無双剣は演出や奥行きのあるグラフィック、シリアスな物語や緊張感など、その雰囲気に関してはシリーズ中でも一、二を争う出来映えです。
あとナコルルが非常に格好いいです。(超重要)
これらの魅力により、仕方なくゲームもやる訳ですが(死)、いざやってみればその雰囲気に引き込まれ、緊張と本気の中で充実した時間を過ごせる場合もあります。
さあ斬紅郎無双剣をやりましょう!(意味不明;)
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とは言え、媒体がCDのものは避けましょう。
いくら何でも、読み込み待ち時間があってはやってられません。
それにゲーセン版の完全移植にはなっておらず、見た目の品質がかなり削がれています。グラフィックなど縮小や削除されている部分が多くあります。
それから、既に発売してから十年が過ぎています。
ゲーセンで見掛ける事は皆無でしょうから、自室でひとり細々と遊ぶ事になります。
付き合ってくれる友達でもいない限り、対人戦はできません。格闘ゲームとして、これほど致命的な事は無いでしょう。
しかし当ページでは、ひとりで遊ぶ場合についても大きく取り扱います。
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