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単行本における、各作品の収録について

管理人なりのまとめです。不足や誤りはご容赦ください。
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全作品と単行本
ブラックジャックは秋田書店の週刊少年チャンピオン誌上で連載されていましたが、単行本などにはその全ての作品が掲載されている訳ではありません。
単行本を刊行する際、手塚治虫氏が選んだ作品だけが収録されています。

現在BJの単行本はとても種類が多いです。
主に以下を挙げます。詳しくは公式サイトにリストがあります。

・「秋田書店、新書版(コミックス)」
・「講談社全集」
・「秋田書店、文庫版」
・「秋田書店、豪華版」
・「秋田書店、新装版」

「秋田書店、新書版(コミックス)」全25巻は、「講談社全集」全22巻の収録作品すべてを含みます。
「文庫版」と「豪華版」の内容は同一で、現在も続刊中です。
「秋田書店、新装版」の内容は、文庫版(または豪華版)の収録作品を、雑誌に掲載された順序に直したものです。
未収録作品とは
「秋田書店の新書版(コミックス)」全25巻に収録されていないエピソードの事を、未収録作品と呼びます。(未収録作品のリストはこちら
「文庫版」「豪華版」の第17巻には、未収録作品が三作も収録されています。

未収録作品というと描写が危険とか何とか言われますが、それは世間の好奇が作る噂であって、手塚治虫氏が単行本に収録させるほどは気に入らなかっただけだと、手塚プロダクションの人が書いてました。
改変作品
少々マニィな話でしょーが、未収録作品を全て読んだとしても、それで全てという訳ではありません。
単行本にする際、書き直された部分がかなり多いようです。
中には、一度雑誌に掲載された作品をリメイクして再掲載したものもあります。

当時は世間からの風当たりも強く(今でもありますが)、実に色々な批判を受けたようです。
その言い分が正しいと判断すると、そのシーンをまるごと描き直すというのですから凄い。
それらは単行本化する際だけではなく、単行本の発売後に修正される場合もあり、同じ本でも初版と比べるとエピソードがまるごと入れ替わっている例もあるそうです。
タイトル名や一部の台詞だけを変えたものもあります。
作品の掲載順序
「秋田書店、新装版」以外は、雑誌の掲載順序とは異なっています。
「文庫版」「豪華版」は元々3巻だけの予定で刊行した為か、初めて読む人にも明らかに変な順序になっています。

「秋田書店、新書版(コミックス)」の場合、次の単行本にどの作品を収録させるかは、数あるストックの内から手塚治虫氏が選ぶという流れだったようです。
そして一冊の中でも、最後のエピソードには手塚治虫氏が一番気に入っている作品を、冒頭のエピソードには二番目に良い作品をという順序になっているそうです。
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