ソフトボール・ルール

1999年度オフィシャル・ソフトボール・ルール

ルール4 プレイヤーの交代
ルール5 試合
ルール6 得点
ルール7 打ち合わせ

ルール3 プレイヤー

3−1 項 編成

  (1)大会要項による有資格者で編成されなければならない。

  (2)1チームは9名、指名打者(DH)制を採用した場合は10名である。(DH=DESIGNATED HITTER)

  (3)プレイヤーが「出場した」と認められるのは以下のときである。

    @試合開始のときは、打順表(オーダー表)が球審に提出(確認)されたとき。
     打順表(オーダー表)には守備位置・氏名・背番号を記入しなければならない。
    A選手交代のときは、監督が球審に通告したとき。

  (4)プレイヤーの人数が、そのチームの編成人員を欠いた場合は没収試合となる。

3−2 項 指名打者(DH)

     ※「指名打者」とは、打撃専門のプレイヤーをいう。指名打者(DH)制は採用してもよいが、その人数は常時1人で、試合開姶から試合終了まで継続しなければならない。

  (1)指名打者はどの守備者についてもかまわないが、試合開始前に打順表(オーダー表)にその記号(DH)と氏名を記入する。

  (2)指名打者の打順はその試合中は同じ順位である。

  (3)指名打者は守備に着くことはできない。

  (4)指名打者はいつでも代打者または代走者と交代できるが、その交代したプレイヤーが次の指名打者になる。

  (5)指名打者は、いったん試合から退いた後は再びその試合にプレイヤーとしては参加できない。

  (6)指名打者の付いた守備者は攻撃には参加できない。その試合中は守備者としてのみプレイできる。

    ※「打順」とは、そのチームが攻撃するときの打者の順番をいう。

3−3 項 守備位置

3−3・1投球時、野手は、投手・捕手を除きフェア地域のどの場所に守備してもよい


<ペナルティ>
@野手がファウル地域に守備したときは不正投球になり、攻撃側の監督に選択権が与えられる。
A野手が打者の視界内や至近距離に位置したり、守備位置を変えたりして打者を故意に惑わせたときは不正投球になり、攻撃側の監督に選択権が与えられ、違反者は退場となる。

3−3・2 投球時、投手は正しい位置に着き、また捕手は捕手席にいなければならない


<ペナルティ>
不正投球であり、攻撃側の監督に選択権が与えられる。

※「捕手席」とは、投球時の球が投手の手から離れるまで捕手が占めていなければならない地域である。 捕手席内の線は捕手席に含まれる。
※「不正投球」とは、正しくない投球をいう。


ルール4 プレイヤーの交代

4−1 項 正しい交代

登録された選手はいつでも交代できる。(登録人数は大会によって異なる)
選手を交代させるときには、監督が球審に通告しなければならない。

(1)公式の打順表は、各試合開始時に公式記録員または審判員に提出する。
   打順表には守備位置・氏名・背番号を記入する。(打順表の背番号の誤りは訂正して試合を継続すればよい。ペナルティはない)

(2)控え選手の氏名・背番号は指定された欄に、記入する。

(3)正しい登録メンバー(大会参加申込書に記載された者)は試合中いつでも控え選手に追加できる。(登録選手全員の氏名を「打順表」に記人するように大会要項に明記する)

(注1)交代の成立するのは監督(監督のいないときは主将、監督・主将のいないときはコーチ)が球審に通告したときである。
(注2)打者走者または走者が事故で与えられた塁まで進めないときは、控え選手と交代できる。その控え選手は代わって走塁することができる。

4−2 項 再出場

(1)指名打者を除くスターティングプレイヤーは、いったん試合から退いても、いつでも一度に限り「再出場」できる。
ただし、自己の元の打順を受け継いだプレイヤーと交代しなければならない。

(2)スターティングプレイヤー以外が再出場した場合は「再出場違反」を適用する。

(3)再出場違反は相手チームから審判員に申し出があったときに成立する。


<ペナルティ>
(1)監督と違反者が退場となる。(ただし、高校生以下の試合の場合は違反者のみ退場)

(2)違反者は正しい交代者と交代する。

(3)違反者が更に出場したときは没収試合となる。

(4)守備中に発見されたときは、
@プレイの関与にかかわらず適用する。
Aプレイに関与して次の投球がなされる前は、攻撃側の監督にプレイの結果を生かすか、打ち直し(打撃完了前のボールカウント)をするかの選択権が与えられる。
Bプレイに関与した後、球が投球された後はプレイは有効である。

(5)攻撃中(打者・走者)に発見されたときは、
@打撃完了前は正しい交代者がボールカウントを受け継ぎそれまでのプレイは有効である。
A打撃完了直後は打撃によるすべてのプレイは無効で、遠反者にアウトが宣告される。

B打撃完了後、球が投球された後は、それまでのすべてのプレイは有効である。

(6)無通告で再出場した場合は無通告交代違反のペナルティを適用する。

(7)再出場違反と無通告交代違反が重なった場合は再出場違反を優先させるが、無通告交代違反のペナルティも適用する。


※「再出場」とは、指名打者を除くスターティングプレイヤーが正しく交代した後、再び試合に戻ることをいう。
※「スターティングプレイヤー」とは、試合開始前に審判長または球審に提出(確認)され、公式の打順表に記載されたプレイヤー(控え選手は除く)をいう。

4−3 項 指名打者の交代

(1)指名打者はいつでも代打者または代走者と交代できるが、その交代したプレイヤーが次の指名打者になる。

(2)指名打者は再出場できない。

(3)指名打者違反は相手チームから審判員に申し出があったときに成立する。


<ペナルティ>
(1)違反者が退場となる。

(2)違反者は、正しい交代者と交代する。

(3)違反者が逆に出場したときは没収試合となる。

(4)守備中に発見されたときは、
@プレィにかかわらず適用する。
Aプレイに関与して次の投球がなされる前は、攻撃側の監督にプレイの結果を生かすか、打ち直し(打撃完了前のボールカウント)をするかの選択権が与えられる。
Bプレイに関与した後、1球が投球された後はプレイは有効である。

(5)攻撃中(打者・走者)に発見されたときは、
@打撃完了前は正しい交代者がボールカウントを受け継ぎ、それまでのプレイは有効である。
A打撃完了直後は打繋によるすべてのプレイは無効で、違反者にアウトが宣告される。
B打撃完了後、1球が投球された後は、それまでのすべてのフレイは有効である。
(6)無通告で指名打者が出場した場合は無通告交代違皮のペナルティを適用する。

(7)指名打者違反と無通告交代違反が重なった場合は指名打者違反を優先させるが、無通告交代違反のペナルティも適用する。


4―4 項 無通告(不正)交代

(1)選手は無通告交代(不正交代)をしてはならない。無通告交代となるのは投手が投球動作に入ったときである。

(2)無通告交代(不正交代)は、相手チームから審判に申し出があったときに違反が成立する。

(3)違反しているチームが、相手チームから違反が指摘される前こ審判員に申し出れば、試合が進行していても違反とはならない。


<ペナルティ>
(1)違反者は試合から除かれ、無資格選手が宣告される。

(2)違反者は正しい交代者と交代する。

(3)違反は一球が投じられたときに成立する。

(4)違反者(無資格選手)が更に出場したときは没収試合となる。

(T)守備中に発見されたときは、
@プレイの関与にかかわらず適用する。
Aプレイに関与して次の投球がなされる前は、攻撃側の監督にプレイの結果を生かすか、打ち直し(打撃完了前のボールカウント)をするかの選択権が与えられる。
Bプレイに関与した後、1球が投球された後は。プレイは有効である。

(U)攻撃中(打者・走者)に発見されたときは、
@打撃完了前は正しい交代者がボールカウントを受け継ぎ、それまでのプレイは有効である。
A打撃完了直後は打撃によるすべてのプレイは無効で、違反者にアウトが宣告される。
B打撃完了後、1球が投球された後は、それまでのすべてのプレイは有効である。


4−5 項 無資格選手

※「無資格選手」とは、次の選手をいう。
@発見された不正選手。
A審判員により試合から除かれた選手。
B審判員により退場を命ぜられた選手。
(注)無費格選手が出場したときは没収試合となる。

※「不正選手(イリーガルプレイヤー)」とは、無通告(不正交代)で試合に出場した選手をいう。


ルール5 試合

5―1 項 攻守の決定

攻守の決定は、特に定めのない場合は審判員のコインのトスによる。

5―2 項 正式の試合

5−2・1勝敗の決め方

試合の勝者は、正式の試合において相手チームよりも多く得点したチームである。

(1)7回表裏終了時、先攻チームが後攻チームより多く得点したとき。

(2)後攻チームが・先攻チームの7回終了時より得点が多いとき。

(3)後攻チームが7回の攻撃中、先攻チームの得点より多くなったとき。

5−2・2正式試合が成立する場合

(1)正式の試合は7回である。5回あるいはそれ以上の回を終了していれば正式の試合として認められる。

(2)試合が途中で打ち切られた場合、後攻のチームが5回を攻撃しなくても、また攻撃の途中でも、先攻チームより多く得点したときは正式の試合として認められる。

(3)引き分け試合

(4)延長戦
1)5回以上の均等の回を終了して同点のとき。
2)5回あるいはそれ以上の回で、後攻チームが先攻チームと同点となり、その後、試合が打ち切られたとき。延長戦7回終了時同点の場合は延長する。9回終了時同点の場合は10回からタイブレークにより試合を継続する。

※「タイブレーク」とは、無死走者二塁を設定して試合を継続する方法である。その2塁の走者は、前の回の最後に打撃を完了した者とし、打者は、前回から引き続く正位打者(正しい打順の打者)とする。

(5)コールドゲーム

※「コールドゲーム」とは、降雨・日没・その他突発的な事情により、試合の継続が不可能と判断された場合などに球審が試合の打ち切り終了を宣告する試合をいう。

コールドゲームの決定は、大会の競技委員長・審判長及び当該審判員が協議し、球審が宣告する。
(注)試合時間によるコールドゲームは大会要項による。

1)コールドゲームには勝敗が決まるときと引き分けになるとき、及び無効試合(ノーゲーム)となるときがある。
2)無効試合か引き分け試合の場合は、一時停止試合(サスペンデッドゲーム)を採用することができる。
(注)一時停止試合(サスペンデッドゲーム)の採用は大会要項による。
3)得点差によるコールドゲーム5回以降、7点以上の差がついた場合は得点差コールドゲームを採用することができる。

(6)没収試合

次のような場合は没収試合となる。没収試合の決定は、大会の競技委員長・審判長及び当該審判員が協議し、球審が宣告する。(得点は7―0となる)

1)チームがスケジュールに組まれた試合の指定時刻に競技場に到着しないか、または決められた時間内に試合を行なうことを拒否したとき。
2)無資格選手が試合に出場したとき。
3)チームの選手・関係者により審判員が暴行や暴言を受けたとき。
4)試合から除かれたり、退場させられたり、あるいはその他の理由により選手が9人(DH制のときは10人)より少なくなったとき。
5)チームのメンバーが審判員に注意された後、故意にルール違反をしたとき。
6)プレイヤーが試合から除かれるか、または退場させられた後、1分以内にこれに従わなかったとき。
7)試合が始まった後、球審により試合の中断あるいは終了が宣告されていないのに、一方のチームがプレイの継続を拒否したとき。
8)“プレイ”宣告後、2分以内にプレイを始めなかったとき。
9)チームが明らかに試合の引き延ばしとみられる行為をしたとき。

5−2・3正式試合が成立しない場合

5回が完全に終了しないときは無効試合になる。ただし、次の場合は正式試合となる。
1)後攻のチームが5回を攻撃しなくても先攻チームよりも得点の多いとき。
2)後攻のチームが5回を完全に終了していなくても先攻チームよりも得点の多いとき。


ルール6 得点

6−1 項 得点となる場合

走者が、その回の第3アウト前に正しく一塁・二塁・三塁・本塁に触れた場合、1点が記録される。

6−2 項 得点とならない場合

(1)打者走者が一塁に触れる前に第3アウトになったとき。

(2)走者のフォースアウトが第3アウトのとき。

(3)先行する走者がその回の第3アウトになったとき。

(4)第3アウトが、アピールにより有利な第4アウトと置き替えられたとき。

※「フォースプレイ」とは、打者が打者走者となったため、その塁の占有権を失った前位の走者に対して行なわれるプレイをいう。フォースプレイによるアウトを「フォースアウト(封殺)」という。
※「トリプルプレイ(三重殺)」とは、守備側の一連の動作により、3人のプレイヤーがアウトにされるプレイをいう。


ルール7 打ち合わせ

守備側の打ち合わせは、監督(監督がいないときは主将、監督・主将のいないときはコーチ)が「タイム」を要求して投手と打ち合わせすることをいう。打ち合わせが内野内で行われたとき、打ち合わせが終了したとみなされるのは、監督がベンチに戻る際にファウルラインを越えたときである。

※「タイム」とは、プレイの停止を指示するために審判員によって宣告される言葉で、この間はボールデッドとなる。

(1)投手との打ち合わせは1回(1イニング)中に一度限りである。(ただし、同一イニングの交代した投手に対してはそれぞれ一度の打ち合せができる)

※「回(イニング)」とは、3つのアウトが成立するたびに、チームが攻撃と守備を交互に行なうゲームの一部である。

(2)攻撃側チームの打ち合わせ中、守備側チームが打ち合わせをしたとしても、それは「打ち合わせ」とはみなさない。

(3)「タイム」を要求しないで打ち合わせをしたときは審判員の判断により「打ち合わせ」とみなす。


<ペナルティ>
打ち合わせを再度行なうと投手は交代しなければならなくなり、この試合では再び投手にはなれず、不正投手となる。

※「不正投手(イリーガルピッチャー)」とは、正規に投手として試合に出場した後、打ち合わせ違反により資格を失った選手をいう。
(注)投手以外の守備に着くことはできる。

(1)不正投手は再登板をしてはならない。再登板と認められるのは投手が投球動作に入ったときである。

(2)不正投手は、相手チームから審判員に申し出があったときに違反が成立する。


<ペナルティ>
(1)不正投手が再登板したときは、

@違反者は退場。
A違反者は正しい交代者と交代する。
B違反は、1球が投じられたときに成立する。
C違反者(無資格選手)が更に出場したときは没収試合となる。

(2)不正投手が再登板して守備中に発見され、相手チームにより申し出があったときは、
@プレイの関与にかかわらず適用する。
Aプレイに関与して次の投球がなされる前は、攻撃側の監督にプレイの結果を生かすか、打ち直し(打撃完了前のボールカウント)をするかの選択権が与えられる。
Bプレイに関与した後、1球が投球された後はプレイは有効である。

(3)不正投手が再登板して攻撃中(打者・走者)に発見され、相手チームにより申し出があったときは、
@打撃完了前は正しい交代者がボールカウントを受け継ぎ、それまでのプレイは有効である。
A打撃完了直後は打撃によるすべてのプレイは無効で、違反者にアウトが宣告される。
B打撃完了後、1球が投球された後は、それまでのすべてのプレイは有効である。


7―2 項 攻撃側の打ち合わせ

攻撃側の打ち含わせは、監督(監督がいないときは主将、監督・主将のいないときにはコーチ〉が「タイム」を要求して打者または走者と打ち合わせをすることをいう。

(1)打者または走者との打ち今わせは、I回(1イニング)中に一度限りである。

(2)守備側チームの打ち合わせ中、攻撃側チームが打ち合わせをしたとしても、それは「打ち合わせ」とはみなさない。

(3)「タイム」を要求しないで打ち合わせをしたときは審判員の判断により「打ち合わせ」とみなす。


<ペナルティ>
打ち合わせを再度行なうと監督が退場となる。(ただし、高校生以下の試合は除く)