〜 7月7日 〜
| 〜〜〜〜〜神社〜〜〜〜〜 | |
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あー、なんか出店に混ざって巫女さんが短冊売ってるな。やっぱお祭りってのは神社とテキ屋の稼ぎ時なのかな。 |
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そーゆー事は分かってても言わないの。 |
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いや、ここで売ってるんだったら、子供みたいに短冊持参で来なくても良かったなぁと思ってさ。 |
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おにいちゃん、なにをお願いするの? |
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ん? これ。 |
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「誰かの願いがかないますよーに」って・・・・・・なにこれ? |
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どうせだったら本当にかなう方がいいだろ。で、こんだけ願い事があればどれかひとつくらいは現実になるだろうからさ。そしたら、おまけに俺の願いもかなうってわけ。 |
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え〜、そんなの願い事じゃないよ〜! |
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ご主人様、それ、去年も同じような事書いてなかった? |
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そうだっけ? まあいいじゃんか、いつまでだって同じ願いを続けても。短冊、貸してみ。結んでやるから。 |
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え〜、読まないでよ? |
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人の聞いといてなんだそりゃ。ほら、メルルも。 |
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はい、お願いします。 |
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私の分もお願いしていいかしら? |
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あー、はいはい。 |
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ねえねえ、このみちゃん。メルルちゃんとレイチェさんて、すごいよね〜。 |
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なにが? |
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浴衣着ててもプロポーションが出てるよ〜。 |
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・・・・・・よそ。そーゆーとこ見るのは。悲しくなるから。えーん、あたしだってクォーターなのに〜。 |
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そーいや俺らって、けっこう謎の集団だよな。6人中3人が青い目をしてるんだもんな〜。しかも女の子はみんな浴衣だし。 |
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浴衣くらい、ねぇ? |
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いつでも用意しとかなきゃね〜? |
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あら、私も「女の子」のなかに入ってるのかしら? |
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・・・・・・あ、あはは、そりゃもちろん・・・・・・(汗)。 でも、メルルの浴衣姿って初めて見たな。それ、去年から持ってたのか? |
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いえ、今日、お母様が買ってきてくださったんです。 |
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そーなのか。似合うな、意外に。っていうかすごく。 |
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あっ、ありがとうございます・・・・・・。 |
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さーて。せっかく祭りに来たんだし、出店でなんか買ってくかな。みゃあに新しい鈴とか。 |
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おにいちゃん、あたし金魚ほしい〜! |
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金魚〜? ちゃんと自分で世話するならいいけど。うちにはみゃあもいるしな〜。 |
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大丈夫! みゃあちゃんて、動いてる魚怖がるし。ちゃんと毎日餌あげるから。 |
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・・・・・・瑞葉、ちょっとちょっと。 |
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うん? なぁに?? |
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今日は、あんまりご主人様に甘えないほうがいいよ。メルル、明日には帰っちゃうんだから・・・・・・。 |
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え、・・・・・・あ、そっか・・・・・・。 |
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メルルは? 金魚は持って帰れないだろうけど、ボンボン釣りとか、輪投げとかやってみる? |
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あの、それじゃ私、あの棚に乗っている縫ぐるみが欲しいです・・・・・・。 |
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よーし、任せろ! 射的じゃナニゲに後ろにつっかえがしてあったりもするけど、輪投げならイカサマなしの実力勝負だ! |
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お願いします、ご主人様。がんばってください! |
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・・・・・・ふむ。いいものだな。 |
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そうね。 |
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できるものなら、ここにいさせてやりたいものだな。一緒になるならないは別にしても。 |
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ええ・・・・・・。Mon amour? さっき私が言いかけた事だけど・・・・・・。 |
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ふむ? |
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日本とフランスって、けっこう仲がいいのよね? |
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国際政治なら、私の専門外なのだが。 |
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違うわよ、そんな話じゃなくて・・・・・・。 |
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よっしゃーーーっっ!!!! |
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あっ、すごい、入りました! |
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ほい、メルル。 |
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ありがとうございます、ご主人様!! |
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おにいちゃん、あたしの金魚も〜! |
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とりあえず自分で挑戦してみろよ。失敗しても、ちっちゃいの2匹くらいはくれるだろ? |
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え〜、あたし不器用なんだもん。おっきいのすくってよ〜。 |
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俺だって得意なわけないだろ、金魚すくいは。TV見てコツみたいなもんは知ってるけど。 |
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いいの、それでも。あたしよりはぜったい上手だもん。 |
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がんばってください、ご主人様。 |
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あ〜あ、だから瑞葉は甘えるなって言ってるのに〜。あ、ご主人様、あたし、このデメキンがいいな♪ |
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・・・・・・おい。ちょっと待てこのみ。いくらなんでもでけーぞ、こいつ。ヌシって顔してるぞ。 |
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そこをあえて挑戦するのが男でしょ〜! |
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・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・ふむ。なるほど。それはいいかもしれないな。 |
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そうでしょ? あとでメルルにも話してみましょ。 |
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そうだな。あとででもいいだろうが。 |
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私もやっぱり、明日一緒にフランスに帰る事にするわ。ちょっと忙しくなるかもしれないから。日本の観光は、また二人でゆっくり来ましょ。 |
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そうだな。まだ行ってない名所も多い事だしな。それでは、さっきの件の手続きは君に頼む。私は大学の方に話をしてみよう。 |
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任せて。愛する一人娘のためだもの。 |
| 〜〜〜〜〜天美館 庭園〜〜〜〜〜 | |
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花火、芝生の上でやってもいいかな? 水まいておけば枯れちゃわないとは思うけど。 |
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うん。大丈夫じゃないか。石畳の方は明るすぎるし。 |
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あたし、これ〜! 色が変わるやつ。 |
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メルル、好きなの選んでいいよ。あ、この打ち上げ花火だけは最後な。 |
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はい。 |
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ふむ。私にもやらせてもらえないか? |
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どぞ。いっぱいあるし。 |
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あの・・・・・・ご主人様、よろしかったらこちらで一緒にやりませんか・・・・・・? |
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え? ああ・・・・・・。 |
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あ、あたしも〜。 |
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瑞葉。 |
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・・・・・・うう〜。 |
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・・・・・・あたしって、ホント損な性格してるわ・・・・・・。 |
| 〜〜〜〜〜天美館 芝生の庭〜〜〜〜〜 | |
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・・・・・・ご主人様。今まで、本当にどうもありがとうございました。 |
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うん? |
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私、ご主人様に素敵な思い出をたくさんいただきました。あなたからしかもらえない、世界でいちばんきれいな思い出を・・・・・・。 |
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・・・・・・。 |
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私、いつか本を書こうと思います。甘酸っぱい、みかんのような物語を。その物語の中では、少女はいつまでもたったの一人の人を愛し続けるでしょう。寂しがりやさんで、ちょっとだけ意地悪で、そして誰よりも優しかった、初恋のひとを。 |
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だけど、俺の知ってるメルルは・・・・・・これからは、新しい人生を見つけていくんだよな。 |
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・・・・・・はい。ご主人様、あの時の約束、覚えておいででしょうか? |
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・・・・・・うん。 |
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私、お星様にお願いをしました。でも、私の願いをかなえられるのは、あなただけなんです。、一度だけ、私の願いをかなえてください・・・・・・。 |
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・・・・・・。 |
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私、明日フランスの家に帰ります。大学での研究に戻ったら、今度はいつこちらへ来れるか分かりません。 だから・・・・・・お願いです、ご主人様・・・・・・さよならの前に、あなたの優しさをください・・・・・・。 |
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メルル・・・・・・。 |
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・・・・・・。 |
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・・・・・・。 |
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・・・・・・・・・・・・ん、・・・・・・ん・・・・・・。 ――Je vous aime・・・・・・私は、貴方を愛しています・・・・・・。 |
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メルル・・・・・・。 |
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・・・・・・。(ぎゅ・・・・・・) |
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――すまない。ちょっと、いいかね? |
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え?・・・・・・あ。 |
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あ、お父様・・・・・・! |
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すまんね、少し話があるんだが。 |
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あー、はい。メルル、ちょっと待ってな。 |
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はい・・・・・・。 |
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・・・・・・ふむ。君に聞いておきたい事があってね。私は、思いかえせばずいぶんと無茶な頼みを重ねてきた。私を恨んでいるだろうか? |
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・・・・・・いえ。もしもメルルがここに来る事がなければ、このみとも、みよりとも逢えなかったような気がします。少なくとも、この「今」は絶対にありえなかった。今までの事は、俺が知らないだけで、12年前からずっとつながっていたのかもしれないですね。瑞葉が、俺を覚えていた事で。だから、むしろ感謝してますよ。今は。 |
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そう言ってもらえると助かる。実は、もうひとつ頼みがあるんだが・・・・・・娘の絵を1枚、描いてもらえないだろうか? |
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絵? ですか? |
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君は画家もやっているんだったね? 完成したら買い取らせてもらうから。 |
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・・・・・・それは、だけど無理ですよ。モデルはもうここからいなくなっちゃうんですから。 |
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そうだったな。・・・・・・すまない。だがいつか、描いてくれる事を期待していてもいいかね? |
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そうですね、いつか・・・・・・。 ・・・・・・いつか、メルルがここへ帰ってきたら・・・・・・。 |