〜 8月17日 〜


〜〜 地下室 〜〜
地下室って、ここだよね? 鍵が合うかな?・・・・・・あ、開いた開いた♪ (ギギィー・・・・・・・)
わ。カビくさーい! この前掃除したのって、いったいいつ?!
暗くて階段の先が見えませんね。明かりがないと危ないですね。
あ、スイッチあるよ。・・・・・・って、灯かないんだけど。
故障でしょうか? 私、ライト取って来ますね・・・・・・
カッ!! ドドーン・・・・・・
きゃっ!
・・・・・・っ!!
・・・・・・あー、びっくりした。どっか雷が落ちたみたい。
あれ? 電気ついた・・・・・・。
大丈夫でしょうか? また消えてしまわないでしょうか?
ご主人様、呼んでこようか?
はい。あ、でも・・・・・・こんな事でご主人様にご面倒をおかけするのは・・・・・・。
まあ、どうせパラソルと浮輪と・・・・・・あとなんだっけ? とにかく、そういうの探すだけだし。
そうだよね。べつになんか出るって訳じゃないし・・・・・・。
何かって、なんですか・・・・・・・?
よ・・・・・・よそうよぉ。そういう話。このうちって、あたしたちが住んでるんだよぉ?
そ、そうだね。あはは☆
(カツン、カツン・・・・・・・)
・・・・・・。
またドアだぁ。なんで二つもついてるのかな?!
そういえばこの階段て、コンクリートではなく石が敷いてあるんですね。昔のお城みたいですね。
あ、お姫様が住んでたみたいな?
はい。でも、お城の地下というのはたいてい牢屋になっていたそうですよ。そこに閉じ込められたまま亡くなり、二度と見られなかった朝の光を探してさまよう幽霊の伝説は、今もヨーロッパ各地に残っています。
だから、やめてってば!
え、でも、ただのお話でしょ? それにここはヨーロッパのお城じゃないんだし・・・・・・
(・・・・・・ン、ボーン、ボーン・・・・・・)
・・・・・・。
・・・・・・なんか、聞こえなかった?
か、雷じゃないかなあ?
それにしては妙にくぐもった音でしたが・・・・・・。
と、とにかく中開けてみよ。ちょっと探して見つかんなかったら、明日でもいいんだし。
それ、賛成・・・・・・。
(ギギィー・・・・・・)
わあ。すっごーい、いろんな物が置いてある〜! 見てこれ、時代劇の刀だよ〜!
あ、大きな柱時計もあります。さっきの音はきっとこれですよ。
なあんだ、そっかあ。・・・・・・でも、「1時」から動いてないんだけど。・・・・・・13時かもしんないけど・・・・・・。
じゃあ、さっきのを最後に止まってしまったんでしょうか?
・・・・・・音、一回だけだっけ・・・・・・?
あ、懐中電灯だ。前に来て忘れてったのかな?
まだ灯きますか? このままではちょっと暗くて・・・・・・
(ドドーーーン!!)
きゃう!?
きゃっ!
いやぁっ! えーん、真っ暗じゃないのよぅ!
あ、待って待って待って(あせあせあせあせ)! あ、灯いた!・・・・・・きゃああぁぁぁぁっ!!
ど、どうなさいました!?
今なんか白い影がいたぁ!
う、うそっっっっ!!
あ、違いますよみよりさん。それ、鏡です!
え、鏡・・・・・・? あ、ホントだ・・・・・・(ほっ)。
お、おど、おどかさないでよ・・・・・・。
大きな姿見ですね。とてもきれいな細工・・・・・・あ!
どうしたの、メルルちゃん!?
この鏡、少し変です。いえ、これ扉みたいです。横から見ても厚みがありませんし、ここに把っ手がついてますよ。
ホントだ。もうひとつお部屋があるのかな・・・・・・。
あ、ちょっと!
え?
やめておいた方がいいよぉ。ご主人様だって何も言ってなかったし・・・・・・。
・・・・・・。
扉っていうのは、そこに入ってもいい人といけない人を分けるためにあるんだよ。
そ、そっか。
合わせ鏡・・・・・・。
え、なに?
変です、この鏡! 扉が・・・・・・いくつも映っています!
・・・・・・!! 待ってよ、入ってきたドアはあるけど、合わせ鏡なんかないよ!? それに、こっちのドアは開いて・・・・・・
(ギギィーーー・・・・・・・)
あっ、扉が!
しまっちゃう!?
もういや! 今日はもう帰ろう!!
(ギィ・・・・・・バタン)
・・・・・・しまっちゃった・・・・・・。
・・・・・・。
ご主人様・・・・・・・。



がちゃ。キィ・・・・・・