◆ 実践編13 ◆
背景と組み合わせる



 前項までで、やっとキャラが完成しました(画像13)。



◆実践編 画像13 キャラ完成◆


 で、今まで使っていた「カンバス」レイヤーの代わりに背景を入れます。

 これは……まあ、どんな絵かしだいですね。ポスターのように、キャラをぽんと置いただけっていう感じにしたいなら、適当にグラデーションや「雲模様」フィルタを使ったり、著作権フリーの素材集から良さそうなものを貼り付けたり。
 これもまあいろいろと加工方法はありますが、ここでは「画像加工」に関しては詳しい説明はしません。いちいち説明してたら軽く本一冊分くらいは書けちゃうしね(苦笑)。一応よく使うフィルタだけ挙げておくと、「逆光」(これぞPhotoshopって感じのアレです)「照明効果」「ガウスぼかし」「水晶」「雲模様」「波紋」「風」、と、これだけでもいろいろなパターンのものが作れちゃいますね。変わったフォントを使ってみるのもいいでしょう。

 背景が自分で描けるなら、気合入れて描いてもいいです。というよりむしろ、できるだけ背景まで描くようにしたほうがいいです。。漠然とキャラだけを描いているより、空間を把握する力が格段にアップします。
 ……とはいえ、やっぱり楽な写真を使いたくなりますけどね(苦笑)。

 いずれにせよ、1枚の絵として見せる場合、なるべく背景が白のまま、というのは避けたほうがいいでしょう。


 さて、今回のCGでは、画像14のような背景を用意しました。



◆実践編 画像14 背景◆

 比較的単純な構図とオブジェなので、原画は紙で描かずに、直接Photoshop上で「ラインツール」(直線を描くためのツールです)や「パス」を使って描いています。また、この背景のCGは最初からバリエーションが存在する事を想定しているので、一部パーツの取り替えが効くようなレイヤー構造になっています。

 また、 3000ピクセル級のサイズで背景を描くのはマシンに多大な負担をかけますので、キャラとは別のファイルで作業しました。

 背景の描き方は、この講座ではは特に説明しない事にします。実際に「使える」レベルで説明しようとすると、かなりの分量になりますので。
 美術教書や、マンガの描き方のような専門書を読んでみてください。自分の部屋をスケッチしてみるだけでも、空間について多くの発見があると思います。
 コツとしては、「遠近法」や「消失点」といった基本を意識すること、「思いこみ」ではなく「実物」を観察すること、環境光やオブジェの影を取り入れて着色すること、といったところでしょうか。


 背景が完成したら、これとキャラとを組み合わせます。
 やり方は様々ですが、むつきの場合は以下のような方法で組み合わせています。

 まず、背景とキャラのファイルを両方開きます。
 次に、背景の方のレイヤーパレットで、必要なレイヤーを全てリンクします(機能編「レイヤー」参照)。そうしたら、「移動ツール」で背景の画像をドラッグします。ドラッグ先は、キャラのファイルです。
 これで、背景のレイヤー構造ごと、キャラのファイルに背景がコピーされます。
 最後に、レイヤーのリンクはそのままで、「移動ツール」で画像の位置を調整します。

 こうしてキャラと背景を組み合わせたら、影や環境光、それに額縁のようなちょっとした枠線などを入れて仕上げます。

 というわけで、やっと1枚のCGが完成しました!
 完成したものは「ギャラリー」の方で公開していますので、そちらでご覧くださいね。



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