| ◆ 実践編10 ◆ 目の着色 |
いよいよ目の着色ですが、結局のところ、どう説明されても「自分のやり方」でやるしかないので、詳しく説明してもあまり意味はないでしょう。
なので、ここでは基本的な手順だけを説明する事にします。
まず、目は通常、「主線」レイヤーに描かれていると思いますが、このままでは何かと都合が良くありません。ちょっと修正するだけでも、髪や顔の線を消さないように注意しなければなりませんし、なにより、あとで主線の処理を行うときに厄介です。
そこで、目の部分(ついでに眉も)を「主線」レイヤーから別のレイヤーに独立させます。
「主線レイヤー」の目を部分に「クイックマスク」(機能編「クイックマスク」参照)で選択範囲を作り、「レイヤー」→「新規レイヤー」→「カットしたレイヤー」を実行します。すると、「主線」レイヤーから目の部分が切り取られ、その部分が描き込まれた新しいレイヤーが作られます。
たまに、元の位置とは若干ずれてレイヤーが作られる事がありますが、その場合は「移動ツール」で微調整してください。念のため、あらかじめ「主線」レイヤーをコピーして残しておくといいでしょう。
このレイヤーの名前を、「目_基本」にしておきます。これが、目の着色ではいちばん上のレイヤーになります。普通は、下位から順に、「白目」「虹彩」「瞳」「ハイライト」「目_基本」という感じになると思います。
ここから先は各人のやり方にお任せという事になりますが、参考までに、「こういう感じにしたい時は、こうする」という例を挙げておきます。
※瞳を半透明にしたい
瞳が塗ってあるレイヤーの「不透明度」(レイヤーパレットの右上にあります)を調整してみましょう。
※ぼんやりした感じにしたい
ハイライトをぼかしぎみに塗るか、虹彩の濃淡差を少なくしてみてください。
※潤んだ感じにしたい
目のハイライトの形を歪ませたり、ハイライト以外の場所に白でぼかしを入れてみてください。
※目が前髪の上にあるのが不自然でイヤだ
目の描いてあるレイヤーを、「主線」および「髪」レイヤーより下位に置きましょう。「主線」レイヤーのすぐ下に置いて、髪の輪郭だけ残すというのもいいでしょう。
むつきの場合は、こういう塗り方をしています(画像9)。これは作業時の原寸です。

◆実践編 画像9 目の着色◆