| ◆ 実践編9 ◆ 髪の着色 |
キャラクターを描く場合、たいていの絵描きさんは目が最重要と言うかもしれません。てゆーか、目の描きこみや着色を軽視する絵描きさんはきっぱりといません。個人的には、同じくらい髪も気合を入れて塗ってほしいところです。
髪の陰影の付け方は、手順としては他の部分とほぼ同じです。ただし、エアブラシのぼかしはあまり使わず、髪の硬質な感じや細さを出すために、わざと色の境目をはっきり出すようにします。
他の塗り方の例としては、ピンクや水色のような淡い色でばかしを多用して塗ると、ぼんやりとした透明感が出せます。この塗り方は、髪の一本一本というよりは、「髪型」全体を見せるのに適していると思います。黒髪や金髪など、現実的な色の髪にはあまり向いていないかもしれませんね。
また、髪のキューティクルを出すには、陰影よりもハイライトの塗り方が重要です。
……が、これは個性を出すのに重要な部分でもありますので、詳しくは説明しない事にします(笑)。
これはご自分で、どんなふうにしたいか考えながら塗ってみてください。
「暗室ツール」のひとつ、「覆い焼きツール」を使ってもいいでしょうし、「光」を表現するのではなく、アニメ風に単色で塗るのもひとつの方法です。単色で塗ると、プラスチックのような質感になりますね。
ハイライトの形ひとつとっても、いろいろな表現方法が考えられるでしょう。髪を一本一本なぞるような非常に細かいハイライトを描く方もいるでしょうし、髪の流れをあまり気にせず、鋸歯状(∧∨∧∨……という形)で塗ってもいいでしょう。鋸歯状は最近流行の塗り方かもしれませんね。
むつきの場合は、現実的なハイライトの形を単純化して塗り、レイヤーの描画モード「覆い焼きカラー」や、他の描画モードを組み合わせてを使います。