◆ 実践編8 ◆
コラム3 「描画モードを使い分けよう」


 新規レイヤーを作ろうとすると、必ずダイアログボックスでレイヤーの描画モード「中性色で塗りつぶす」かどうかについて訊かれます。
 中性色というのは、このあとで説明している描画モードごとに違い、この中性色になっている色で塗っても、レイヤーを重ねたときには「透明」として扱われます。中性色で塗りつぶしておく事で、なんらかの色がついていないと実行できないフィルタも下の絵に影響を与えずに使う事ができます。たとえば、「逆光」フィルタを使うときは、直接絵に対して実行するのではなく、「スクリーン」モードの「中性色で塗りつぶす」でレイヤーを作り、それに対して実行すれば、簡単に逆光の色合いを変えたり、さらにフィルタを重ねたりできます。
 
 描画モードというのは、レイヤーに描かれている色をどのように表示・結合するか、です。それぞれ計算方法に違いがあり、効果も異なってきます。同じ色で塗ってあっても、描画モードを変えればいきなり違う色合いで表示されるわけですね。「通常」モードだけでもCGは描けますが、描画モードを使いこなせばCG作成の強い武器になります。むつきがよく使うものを簡単に解説しておきますね。体感的なものなので、処理的には間違ってるかもしれませんけど(笑)。
 なお、違う描画モードのレイヤー同士を結合するときは、「下のレイヤーと結合」ではなく、「表示部分を結合」してください。

★乗算
 その名のとおり、色を数値化して掛け算し、実際に表示される色を決定します。まあ、「暗い色をより暗くする」、「重なった色が濃くなる」っていう感じで使えばいいかな? 陰影をつけるときによく使います。まずは陰影をつけたい色とまったく同じ色で塗ってみるといいでしょう。

★スクリーン
 乗算の逆で、「明るい色をより明るくする」って感じです。同じく陰影のハイライト部分でよく使います。同じ色か、白で塗ります。

★ソフトライト
 明度の高い色を「やわらかい光」として表示します。白か明るいグレーで使用します。

★覆い焼きカラー
 写真の感光を強くしたような効果を出します。
 むつきは主に通常モードの白で塗っておいて、あとから変更して使います。計算方法はさっぱりわかんないけど(^^;;;;;)、ハイライトで使うと自ら発光しているような硬質な光り具合になります。絹のような布地や、髪などで使います。色相や明度によってはうまく効果が出ません。比較的、使い方が難しい描画モードです。

★焼きこみカラー
 写真の感光を弱くしたような効果を出します。
 覆い焼きと対になるモードです。

★オーバーレイ
 覆い焼きカラーとスクリーンの中間、って感じです。



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