◆ 実践編6 ◆
コラム2 「配色のあれこれ」


 けっこう誤解しがちだと思いますが、本物の「金髪」の色合いは現実には「黄色」ではありません。むしろ「クリーム色」や「象牙色」に近いです。アニメっぽいキャラならさして違和感はありませんが、リアルな絵柄なのに黄色で塗ってしまうと、けっこうスゴイ事になってしまいます。
 このように、ちょっとした思いこみとかイメージで配色を決めてしまうと、塗りあがった時に妙に浮いてる感じがしてしまう事があります。
 逆に、現実的な色彩(というのも微妙な表現ですけど)にこだわりすぎて、変にフラットな着色になってしまうのも問題ですね。たとえば布地の「白」の陰影の部分は、黒で塗るより、微妙に青みがかった色やクリーム色っぽい色で塗ったほうが清潔感が出ます。

 さらに、色には補色関係というものがあり、組み合わせによっていつもより目立ったりきれいに見える色があります。特に隣り合う色に関してはちょっと注意が必要です。このへんは色彩の専門書を読んでみるといいでしょう。

 と、このように、配色というのは単純に見えてなかなかに奥が深いものです。実生活では服装のセンスに通じるものがあるでしょう。でも服装だけならまだマシだったりします。これが家具のコーディネートとなるともう……(^^;;;)。さらにキャラと組み合わされる訳ですから、色のトータルバランスを取るのは非常に難しくなります。こういう場合は、キャラか背景、どちらかメインではないほうをぼかすなどして、色の与える印象をやわらかくするといいでしょう。

 「ぼかし」は、色の表現というよりは「光」の表現です。Photoshopは何かと光の表現が得意なので、光と色を組み合わせる事を考えて塗るといいと思います。

 ちなみに、色をちょっとだけ調整したかったら、「イメージ」→「色調補正」→「バリエーション」を使うと簡単にできます。



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