◆ 実践編4 ◆
コラム1 「選択範囲の不思議」


 前の章で作った主線は、数値を拾ってみると完全に黒1色なのですが、視覚的にはグレーの部分があるように見えます。それはなぜでしょう?

 実はPhotoshopの選択範囲(マスク)は、完全に0か1か、あるかないか、ではなく、256段階の「濃さ」をもっています。そのため、黒一色で塗りつぶしても、この濃度の違いによって下の色が透けて見え、画面上では「グレー」になるのです。もしもこのような濃度の違いがなかったら、せっかく作った主線レイヤーもガタガタした線になってしまって、線がぜんぜん活きませんね。
 このほかにも、下の色を透かす、というのは、レイヤーを使う上できわめて大きな意味がありますが、それは追々説明していきましょう。。
 それぞれの選択範囲の濃さの具合は、レイヤーパレットの隣にある「チャンネル」パレットで確認できます。チャンネルというのは、選択範囲を保存しておく場所だと思えばいいでしょう。RGBカラーなら、赤、緑、青要素、およびその総合のチャンネルが基本として存在し、それ以外のチャンネルをアルファチャンネルと呼びます(プラスアルファという意味で)。

 このアルファチャンネルを直接白と黒で塗り分けたり、RGBのうちひとつかふたつだけにフィルタをかけたりする事で画像加工の幅が大きく広がります。これは「応用編」で説明します。



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