◆ 実践編2 ◆
パソコン環境とPhotoshopの設定



◆パソコン環境

 まず、Photoshopを快適に使うためのパソコンのスペックを説明しておきます。ちなみに2001年6月現在、10万円以下の価格帯のマシンでも、最低限のスペックはクリアしていますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
 以下はDOS/Vマシン(Winodwsが動作するマシンです)での推奨スペックです。足りない場合は買い換えもしくはパーツの増設などを行った方がいいでしょう。


◆ DOS/Vマシンの推奨スペック ◆

CPU  PentiumやSeleron、Athronなどいくつかありますが、とりあえず300MHz以上あれば困る事はありません。3000ピクセルくらいの画像を回転させる、などの処理では時間がかかりますが、普段使うぶんにはストレスは感じないでしょう。なお、現在は最低ランクのマシンでも600Mhzくらいはあります。
メモリ  Photoshopに限らず、CGをやるためには最重要項目です。最低64MB、快適に使うためには128MB以上は必要です。予算の許す限り増設しましょう。3000ピクセル級のCGでは、512MB以上が理想です。
ハードディスク  描いたCGの保存と作業中の仮想記憶に使用します。もちろん容量が多いに越した事はありません。PSD形式(Photoshop形式のファイル)の画像の場合、大きいものでは1枚で100MBくらいになりますので、仮想記憶で使用するぶんも含めて最低でも1GBは確保してください。ちなみに、HDDは比較的安価に増設できますので、それほど心配する必要はないでしょう。
VRAM  ビデオメモリ、グラフィックメモリの事です。モニターの解像度と描画速度にダイレクトに響きます。最低でも8MBは欲しいですが、これも今のパソコンなら十分クリアしているでしょう。画面のサイズはともかく、フルカラーCGをやるには24bitカラー以上が必須です。
モニター  これも大きいに越した事はないしょう。低価格パソコンではたいてい15インチのモニターがセットでついてきますが、できれば17インチ以上の物を用意してください。また、薄型軽量で流行の液晶モニターは、発色の特性上、CGをやるには向いていません。
タブレット  ペン型の入力デバイスです。要するに、ペンの形をしたマウスと思ってください。サイズはいくつかありますが、小さいものでも特に不便は感じないと思います。
 なお、慣れればタブレットを使って直接パソコン上で原画を描いてしまう事も不可能ではありませんが、やはり紙に描いたものをスキャナで取りこむ方がいいでしょう。
スキャナ  フラットベッドタイプ(コピー機のようなタイプ)を用意してください。原画取りこみに関して言えば、メーカーや解像度はそんなに考えなくても大丈夫です。今は最低ランクのものでも、十分以上の性能をもっています。



◆Photoshopの環境設定

 Photoshopを快適に使うためには、インストールしてそのままではなく、個々のパソコン環境に合わせて環境設定を変更する必要があります。

 Photoshopを起動したら、画面上部のメニューバーから「ファイル」→「環境設定」で、使いやすいようにカスタマイズします。個々の説明はヘルプを見てください。最低でもこれだけは必ずやっておきたいのは、ブラシのカーソルをシンボルから「○」に変えておくのと、メモリの使用率を上げておく事です。最適な環境というのは人それぞれですが、参考までにむつきの場合、768MBのメモリで使用率は95%になっています。メモリと仮想記憶の使用量は、画面左下の赤丸の所(画像1)をクリックして、「仮想記憶サイズ」をチェックする事で確認できます。スラッシュの右側がPhotoshopに割り当てられているメモリ容量、左側が現在使用している(ハードディスクの仮想記憶を含めた)メモリの総量です。左の数値の方が大きくなるといきなり処理が重くなりますので、作業時のサイズを決める参考にしてください。
 環境設定を変えたら、Photoshopを再起動します。



◆画像1◆ メモリ使用量の確認


 それと、タブレットを使っている場合、筆圧感知の設定も必要です。「エアブラシツールオプション」(普通、画面右上にあるパレットです)の「筆圧感知入力」で、「強さ」の項にチェックを入れましょう。これで、筆圧がエアブラシの濃度に対応するようになります。




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