中越

上越国際スキー場
おしるこ茶屋
上越国際スキー場

広大なエリアを誇り、大別当チャンピオンというハードコースと、おしるこ茶屋という人気店を擁する上越国際だが、ここの特徴である3本の対面水平リフトに象徴されるように、エリア全体を効率的に滑れるスキー場ではない。
ホテルのある長峰ゲレンデから美奈・大沢・大別当辺りがまとまっているが、リフトがわずらわしい当間ゲレンデは空いている。
所々、部分的に面白い斜面はあるのだが、分散しすぎていて面倒くさいので、ある程度場所を絞って遊ぶのが良さそうである。

大沢山温泉/幽谷荘
幽谷荘
大沢山温泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性低温泉)
源泉温度27.2℃、pH=8.46、蒸発残留物=1,211mg/kg

上越国際スキー場の大沢駐車場のすぐ下に、大沢山温泉として数件の宿がある。なんとなく怪しい響きの屋号の幽谷館は、地味なプロモーションのためか、そんな中でも一際存在感が薄いのだが、この宿は歴とした湯元である。
この宿の庭先から表の通りにかけて、その源泉と思われるぬるま湯が、融雪剤代わりにドボドボと垂れ流しになっており、あたりには温泉臭が漂っている。
大沢駐車場から2車線道路に降り、石打インター目指して右折すると、すぐに左回りの大きなカーブに差し掛かる。このあたりが大沢山温泉で、カーブを右折してすぐが幽谷館である。但し右折して奥に入っても駐車場はなく、右折の入口のカーブの路肩のような広くなっているところが幽谷館の駐車場ですと表示されている。ここに5台ほど置けるので、あとは20メートルほど歩く。
呼び鈴を押すと2階から女将さんが降りてくる。風呂を所望すると、今日は女湯へ入ってください、他には誰も来ませんからという。もし女性の立ち寄り客があれば混浴ということだろうか。過去に何度か混浴を経験したが、さすがにこの広さでは抵抗があるだろう。源泉温度が27℃なので、客がいない日は片方しか沸かさないようだ。
お湯は無色透明で、つるつるして気持ちがいい。浴槽内のタイルが滑るので、それだけ要注意である。
入浴料:500円
(2008年1月)
石打丸山スキー場
ゲレンデ食堂街
石打丸山スキー場

馬をかたどったようゲレンデレイアウトで、そのほとんどを幅広できつめの整地中斜面が占め、滑り応えが高い。但しスノーボーダーの比率が非常に高く、時間の経過と共に座り込みも多くなり、リフトの改札口には乗りもしないのに後から来る仲間を待ちながらの順番取りまで起こる始末である。山の資質を存分に楽しめるのは朝のうちだけで、混んで来たら黄色い鉄塔のシングルリフトの両翼コースへエスケープする。このリフト乗り場はゲレンデよりも異常に高い位置にあるため、ボーダーには敬遠されがちで、終日すいている。
ゲレンデ食堂は多く、しみず食堂の焼肉定食や、手作りの店ケルンのケーキセットなど、ゲレ食は不味いという定説を払拭させるような料理が多いのも特徴である。

二十日石温泉/石打ユングパルナス
石打ユングパルナス
ナトリウム−塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度60℃、湧出量毎分129リットル

石打丸山スキー場観光口の駐車場から、湯沢インターを目指して国道のトンネルを登りきる所を左折して、高架橋を回りこんだところが立ち寄り温泉施設ユングパルナスである。
スキー客で混んでいるが、施設は広い。塩釜風呂や薬草泡風呂など、種類も色々取り揃えていて、料金も高いが、加水加温循環塩素消毒臭の風呂である。
HP割引印刷で200円引きになる。
営業時間:10時〜翌朝8時まで/入浴料:900円
(2008年2月)
丸山温泉/ホテル古城館
ホテル古城館
上村の湯2号/ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
源泉温度19.5℃、pH=8.2、蒸発残留物=2,765mg/kg、湧出量毎分13リットル

石打丸山スキー場の中央口駐車場から程近い場所にある。
源泉温度が低いので加温循環しているが、源泉100%の肌がツルツルする無色透明のお湯で、塩素臭は感じない。内風呂の他に雪壁に囲まれた露天風呂がある。
立ち寄り入浴は、ホームページには15時〜20時と書かれているが、現地フロントには13時〜20時と書かれていた。
入浴料:500円
(2013年2月)
セントレジャー舞子スノーリゾート
セントレジャー舞子スノーリゾート

塩沢石打インターを降りてすぐのスキー場で、何と言ってもアクセスが良い。
インターを降りてすぐの信号を真っ直ぐ進めば、宿泊者のベースとなる舞子エリア、日帰り客は信号を左折して1kmほど走った先を右折すれば、ゴンドラ駅のある長峰エリアに到着する。
スキー場トップの奥添地エリアは、ゴンドラでもリフトでも上ることができるので、使い勝手が良い。
場所柄、ゲレンデの上部と下部では雪質がかなり異なり、コースレイアウトも幅のある緩斜面から、難度の高いコブの急斜面まで揃えていることもあり、レベルと目的に応じた多彩なバリエーション滑走を楽しむことが出来る。
奥添地と長峰は一続きのコースとして滑れるが、舞子エリアへは直接滑り込めず、その逆のコースも無い。この間を移動するには、対面リフトに乗るしかなく、このことを知らないと、長峰から舞子に行く誘導標識が理解しにくい。

舞子温泉/セントレジャー舞子ホテル
セントレジャー舞子ホテル
単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度42℃、pH=7.9、蒸発残留物=881mg/kg

セントレジャー舞子スノーリゾートのリフトのパック券には、スパ舞子温泉の100円割引が含まれているが、2012シーズンにあっては、日帰りスキーセンターの風呂は土日祝日のみしか営業していない。これは東日本大震災に伴う節電協力の一環かと思われるが、ともかく平日は入れない。
そこで、スキーセンター前の日帰り駐車場からクルマで一旦下まで降り、塩沢石打インター入口の信号から上りなおした舞子ホテルの風呂を利用することになる。
ホテルの駐車場は宿泊者専用で、入口にはこれより先は有料駐車場だと書かれており、これには鼻白んだが、日帰り駐車場からホテルへ歩いて行くにはずいぶん遠いし、リフト券割引を行使して風呂に入るのだからと、ホテルの駐車場に停めた。
立ち寄り入浴料は通常1,000円だが、当日のリフト券と引き換えに100円引きとなる。フロントで料金を支払うと、フェイスタオルとバスタオルを渡される。更衣室のロッカーは有料の100円。
無色透明の特に浴感もないお湯は、季節により加水や加温をする場合があり、循環使用。塩素臭が強い。
内風呂の他に、露天ジャグジーとサウナがある。
(2012年3月)
六日町八海山スキー場
六日町八海山スキー場

八海山。この名を聞いただけで震え上がるスキーヤーは少なくないだろう。
メインコースである全長3kmのダウンヒルコースは、きつめの斜度がほとんど一定していて休む場所が無く、重い雪質がスキーヤーから容赦なく体力を奪って行く。ここをノンストップで降りられるのはエキスパートのみという苛烈さで、自称上級レベルではロープウェイで上ったが最期、降りてくるのは容易なことではない。
特にスタート地点の2コース、斜度35度のチャンピオンと、38度のエキスパートは、まったく圧雪されない深雪コブエリアであり、誇張なしのコース名通りのレベルが要求される。
ダウンヒルの中間部と下部右にも重い非圧雪ゾーンを配すなど、容赦のないレイアウトである。

五十沢(いかざわ)温泉/ゆもとかん
ゆもとかん
五十沢温泉1号井/アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度50.3℃、pH=9.4、湧出量毎分270リットル、蒸発残留物=158mg/kg

五十沢温泉2号井/アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度52.3℃、pH=9.5、湧出量毎分171リットル、蒸発残留物=161mg/kg

八海山の麓にある五十沢温泉。スキー場を下り、銀行などがある集落の中心部っぽい上原の信号を左折し、農道をT字路に突き当たるまで進み、左折すれば五十沢温泉ゆもとかんの看板が現れる。
豊富な湯量の非加熱・非加水・源泉掛け流しで、混浴大露天風呂、混浴岩風呂、男女別の内風呂を堪能できる。
風呂のお湯は無臭だが、カランのお湯は卵臭が強く、温泉気分が盛り上がる。アルカリ性温泉だが、つるつる感は特に感じない。男女別と混浴は場所が離れていて、着衣して移動する。
入浴料:500円
(2008年1月)
萌気園さくり温泉健康館
さくり温泉健康館
五十沢温泉1号井

地元の医療介護施設が運営する温泉銭湯。料金も370円と安い。
お湯はほのかに硫化水素臭が漂う五十沢温泉で、掛け流し循環併用となっている。
八海山登山の帰りに立ち寄ってみた。
営業時間:10時〜21時/入浴料:370円/無休
(2009年10月)
六日町スキーリゾート
まいたけ弁当
六日町スキーリゾート

六日町インターから程近い場所にあるこのスキー場は、かつては六日町ミナミ八箇高原と呼ばれていた。2011年現在では八箇高原は営業を休止し、ミナミのみの営業となっている。
コース数は少なく、斜度も押しなべて緩いが、ロケーションは抜群によく、天気がよければ、眼前に八海山、巻機山など、荘厳なパノラマが楽しめる。
また、ここの名物は何といっても、『幻のゲレ食』と言われるまいたけ弁当で、限定生産のため、売り切れてしまう時もあるとか。

上越六日町高原ホテル本館/温泉大浴場「天河」
上越六日町高原ホテル
7号井、12号井、13号井の混合/単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
源泉温度47.6℃、pH=7.91、蒸発残留物=787mg/kg

スキー場とは同系列経営のホテルの温泉大浴場を日帰り利用できる。
入浴料は600円だが、リフトパック券を購入すれば入浴券が付いてくる。
お湯は無色無臭で、加水加温循環となっている。露天風呂「天空」は冬季閉鎖。
(2011年1月)
須原スキー場
須原スキー場

2004年10月23日に最大震度7を観測した新潟県中越地震の震源地となった中越地区にあるスキー場。
湯沢や石打界隈のスキー場を通り越してここまで訪れる関東首都圏の観光客は少ないが、駐車場は地元ナンバーのクルマによって意外な活況を呈している。
一見すると樹木の無い一面オープンゲレンデに見えるが、実際は細い迂回コースに切り刻まれた、細い尾根コース以外立ち入り禁止となっている意外にコースバリエーションが少ないスキー場である。
コース横に彫られたコブのラインを滑る地元民の順番待ちができ、観光スキーヤーはちょっと入りにくい。

守門(すもん)温泉/青雲館
青雲館
守門温泉
守門温泉第2源泉/ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性冷鉱泉)
pH=7.3、湧出量毎分88リットル、蒸発残留物=2,872mg/kg

須原スキー場から5kmほど北上したところにある魚沼市営の温泉施設。
道路の案内看板が多少分かりにくいが、守門温泉SLランドの看板でも同じ場所に辿りつく。
須原スキー場の当日のリフト券提示で料金が半額になる。
茶褐色のお湯は、中性と言っている割には、意外に肌がすべすべする浴感がある。
営業時間:10時〜20時/通常入浴料:600円/毎週水曜定休
(2015年3月)
浦佐スキー場
浦佐スキー場

六日町から小出に掛けては、リフト1本程度のごく小規模なスキー場がいくつもあり、その多くが市民スキー場である。しかし、この浦佐のみは、規模こそ変わらないが、多くの首都圏スキーヤーにとっては特別な認識がもたれている。
『スキー道場』、『虎の穴』、形容する言葉はいくつかある。かつてスキーブームが席巻した時代より、多くの神格的スキーヤーを輩出し、上達嗜好の強い首都圏スキーヤーにとっては、ある種のパワースポット的な存在となっている。つまり、ここに来るスキーヤーのほとんどはスキースクールを受講し、基礎の基礎を叩き込まれることに陶酔するのである。
受講者にはリフト券割引の特典があるので、券を買う前に受講を申し込むこと。
【2011年9月経営破綻】

越後浦佐温泉・吉祥の湯/てじまや
てじまや
黄濁した露天風呂
孫助の湯/ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度43.7℃、湧出量毎分120リットル(動力揚湯)、蒸発残留物=2,229mg/kg

浦佐スキー場の前に立ち並ぶ旅館街の最も奥に位置する旅館てじまや。
地下1,000Mから毎分120リットルの動力揚湯による鉄分を含んだ茶褐色の温泉で、オーバーフローや析出物も見られる。
内風呂と露天風呂の構成。加水はなし、冬季のみ加温あり、循環ありというスペック。駐車場には足湯が提供されている。
入浴料:600円
(2011年3月)

湯之谷温泉郷

奥只見丸山スキー場
奥只見ダム
奥只見丸山スキー場

春の訪れとともに、ほとんどのスキー場がシーズンを終えようとする3月下旬、冬眠から目覚めたかのようにオープンするのが奥只見丸山スキー場である。
1990年代には、シーズン終了を惜しむ多くのコブ好きスキーヤーで活況を呈していたが、21世紀になってからは、すっかりボードパークへと変貌を遂げてしまった。

この期間唯一のアクセス路である、奥只見シルバーラインの長いトンネルを抜けると、まるでタイムスリップしたかのように、未だ深い氷雪に埋もれた白銀の世界に舞い戻る。
スキー場とダム関連施設以外に人の活動をうかがわせるものは何もなく、スキー場トップからの景観も、全周囲遮るもののない山岳風景が広がっている。
積雪量は多いものの、雪は重く、雪解けの速度も速い。5月上旬でシーズンを終えてしまう。

銀山平温泉/白銀(しろがね)の湯
白銀の湯
銀山平源泉
銀山平源泉/アルカリ性単純温泉
源泉温度47.6℃、pH=8.54、蒸発残留物=21mg/kg

奥只見丸山スキー場のリフト1日券、食事券、ドリンク券、温泉券がセットになった温泉レギュラーパックを買えば、白銀の湯か、湯之谷温泉郷にある2箇所の温泉センターいずれかに入浴できる。
但し、除雪作業の関係で、白銀の湯のオープンは、スキー場オープンより少し遅れた4月中旬くらいになる。

奥只見シルバーラインの長い長いトンネルの中間地点付近に、銀山平・尾瀬檜枝岐方面への分岐脱出口がある。ここから次のT字路を右折して2kmほど走り、赤いアーチ式の橋を渡ると、雪原の中に忽然とログハウスの集落が出現する。
この集落の左側が広い駐車場になっており、白銀の湯もここにある。建物は同じくログハウスなので、他とちょっと見分けがつかない。駐車場の入口に小さい看板が出ているが、雪の壁のため分かりにくいので注意が必要だ。

建物の外観を見ると、まず1階のコンクリートの外壁が、豪雪の凄まじさを物語っている。
入口を入ったところに券売機があるが、リフト券に付いている入浴券を受付に渡し、2階の浴室に上がる。まだ建物自体が新しく、脱衣所も広く綺麗だ。鍵付きの無料ロッカーもある。

建物も浴槽も檜作りの、いわゆる檜ゾックである。天井が高いので浴室の開放感は高く、無色透明のお湯はさっぱりしていて気持ちが良い。少し塩素臭がして、浴槽からお湯があふれてはいるが、循環加温している。
露天風呂は大小ふたつあり、小さい方は源泉そのままなのか、30℃くらいと結構冷たい。源泉温度は47.6℃とあるが、ここまで引湯するうちに冷めてしまったということだろうか。
露天からの景観は良く、ログハウスの集落と残雪を頂く山々の他は何もない。静かで贅沢な時間をゆったりと過せる。
尚この道路は、この時期にはまだ麓まで降りられないので、シルバーラインまで戻って下山する。
営業時間:10時〜19時/入浴料:650円
(2007年4月/2011年7月/2019年5月)
大湯温泉/湯之谷交流センターユピオ
湯之谷交流センターユピオ
源泉名:大湯(谷内)/アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉)
源泉温度37.5℃、蒸発残留物=117mg/kg

湯之谷温泉郷最大規模のホテル群が林立する大湯温泉。その日帰り温泉センターである。奥只見スキー場の温泉パック券で入浴できる。
奥只見スキー場からだと、シルバーラインの長い長いトンネルを脱出し、料金所跡の先のT字路をインターとは反対方向の左へ向かう。すると、すぐにピラミッド状の建物があるのですぐ分かる。
入口を入ったところの受付を済ませたら階段を登って2階に行く。脱衣所には無料の鍵付きロッカーがあるが、よく見るとバールのようなものでこじ開けられた箇所もあり、なんとなく不気味だ。
風呂は大きめの内風呂のみで、無色透明のお湯は循環加温で塩素消毒臭あり。加水はしていない。
営業時間:10時〜18時/入浴料:500円/毎月第3火曜日定休
(2010年4月/2013年5月)
折立温泉/ホテルゆのたに荘
ホテルゆのたに荘
露天風呂は源泉非加熱でぬるめ
内風呂は適温に加熱されている
源泉掛け流し循環加温併用でお湯が溢れている
折立又新田八枚沢源泉(低張性弱アルカリ性温泉)
源泉温度35.5℃、pH=8.3、湧出量毎分255リットル、蒸発残留物=345mg/kg
折立又新田家ノ向源泉

シルバーラインを降りて料金所跡を出てT字路を右折すると、すぐ左手にあるのが折立温泉である。ホテルゆのたに荘の大きな看板に沿って左折し、緩い坂を下って右に懸かる橋を渡ればゆのたに荘の広い駐車場に着く。いくつかある折立温泉の宿泊施設のうち、こちらで日帰り入浴を受け付けているが、やってない日もあり、玄関脇に受け付け可否の看板が出ているので注意したい。
フロントに日帰り入浴を所望すると、ロッカーは無いので貴重品は預かります、露天風呂は源泉非加熱でぬるいですよと案内される。2019年現在で入浴料500円は安く感じられた。

なるほど露天風呂は人肌程度の温度だが、春スキー帰りの陽気にはのんびり浸かれて心地良い。この露天は開放感が高く、裏の道路や建物や橋から丸見えである。もっとも見ている人もいないので気にはならないが、露天斯くあるべしという原点をも感じさせる。
内風呂は適温に加熱しているが、給湯管から浴槽内に結構な流量が投入されており、浴槽の淵からお湯が溢れる掛け流し循環併用である。塩素臭はなく無色無臭で鮮度は高く感じられる。 湯之谷温泉郷は日帰り温泉センターがたくさんあるためか、宿泊施設の風呂は空いており、ここも貸切でくつろげた。
入浴料:500円
(2019年5月)
駒の湯温泉/駒の湯山荘
駒の湯山荘
混浴風呂
アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
源泉温度32.6℃、pH=8.6、湧出量毎分2,000リットル、蒸発残留物=173.5mg/kg

奥只見丸山スキー場からシルバーラインを下り、国道に突き当たったら左折すると、すぐに大湯温泉街である。駒の湯温泉はそこからまだ5kmほど奥に入っていくが、道が狭くなるので結構奥に感じる。この道は冬季はこの駒の湯山荘までで行き止まりとなり、駒ヶ岳の登山道の入口にもなっているという山の中である。秘湯の雰囲気も充分な一軒家だ。

立ち寄り入浴は別棟の混浴風呂になる。浴槽の中央から噴水のように源泉が噴出していて、その掛け流し量の凄まじさにまず驚く。本館の宿泊者用の風呂と合わせると、毎分2トンの湧出量があるとのことだ。
が、しかし。この風呂、実にぬるい。32℃の源泉そのままである。横に小さい加温の浴槽があり、これを交互に最低でも1時間入れと説明書きがある。つまり湯治のお風呂である。
この沸かし湯は、ぬる湯とは違ってお湯の鮮度が悪い。平日の需要を考慮すると致し方ないのかもしれないが、ちょっと入ってやめた。ぬる湯の方は、浴後体にいわゆる硫黄臭が感じられた。
混浴ということで若干の期待もなくはなかったが、他に立ち寄り客は誰も来なかった。
入浴料:500円
(2009年4月)
芋川(いもかわ)温泉・湯元/まんねん荘
まんねん荘
お湯が溢れている
まんねん荘源泉/単純温泉
源泉温度29.2℃、pH=8.3、湧出量毎分168リットル、蒸発残留物=269mg/kg

芋川山ノ下源泉/単純温泉
源泉温度39.2℃、pH=8.3、湧出量毎分16リットル

小出インターからシルバーライン界隈、駒ヶ岳山麓に掛けて点在する湯之谷温泉郷のうち、麓エリアにあるのが芋川温泉湯元・まんねん荘である。
インターからシルバーラインへの途中の国道沿いに大きく看板が出ており、国道から僅かに入ったところなので、スキー帰りでも寄り易い。
風呂は内風呂のみで、窓からは裏手に流れる川が見える。ふたつの源泉をブレンドしたお湯は、無色透明でさっぱりしている。循環加温、塩素消毒しているそうだが、訪れた日は塩素臭はなかった。
入浴料:500円
(2007年4月)
薬師温泉/ゆ〜パーク薬師
ゆ〜パーク薬師
芋川山ノ下源泉とまんねん荘源泉の混合泉/単純温泉(低調性弱アルカリ性温泉)
源泉温度34.1℃、pH=8.3、湧出量毎分251.9リットル、蒸発残留物=275mg/kg

湯之谷温泉郷は、小出インターから奥只見湖に向かって順に、薬師、葎沢(むぐらさわ)、芋川、折立、大湯、栃尾又、駒の湯、銀山平と続いており、薬師温泉ゆ〜パーク薬師は一番手前にある日帰り温泉センターなのだが、源泉は何故か芋川温泉まんねん荘と同じである。温泉の他にも様々な施設があり、駐車場は比較的入っているが、温泉はそれに比してゆったりと入れる。若干塩素臭はするものの、さっぱりとしたお湯に体の疲れもほぐれる。
奥只見丸山スキー場の温泉付きリフト券で入れる施設のひとつ。
営業時間:10時〜22時/入浴料:650円/毎週水曜定休
(2016年4月)

松之山温泉

松之山温泉スキー場
レストランにはしげの秀一のイラストが描かれている
松之山温泉スキー場

新潟には、通常のガイドブックには紹介されないような、小規模スキー場がたくさんある。松之山温泉もそんなスキー場である。
有名スキー場のひしめく湯沢・石打界隈の関越道沿線からも遠いため、関東首都圏から訪れるスキーヤーはおそらく少ないだろう。その存在すら知られていないかもしれない。
スキー場は確かに小さいが、温泉は草津・有馬と並ぶ日本三大薬湯に数えられており、毎年正月時分になると、新婚のお婿さんを断崖から投げ落とす、婿投げの儀式をテレビのニュースで放映しているので、ああ、それならば知っているという人も多いだろう。『バリバリ伝説』や『頭文字D』の作者であるしげの秀一氏の出身地であることでも知られ、スキー場には書き下ろしのポスターも貼ってある。
コースは小規模ながらオープンゲレンデの様相で、整地急斜面あり、コブ斜面あり、オフピステありと結構遊べる。リニューアルしたリフトが効率よくカバーしている。

松之山温泉/鷹の湯
鷹の湯
ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(弱アルカリ性高張性高温泉)/源泉名:鷹の湯1号、鷹の湯2号、鷹の湯3号
源泉温度=85.5℃、pH=7.5、蒸発残留物=16,000mg/kg

松之山温泉には、この鷹の湯の他にも街のあちこちに源泉があるらしいが、草津のような共同浴場はなく、概ねホテルや旅館の所有として使われているようだ。
鷹の湯は温泉街のほぼ中心に位置する立ち寄り入浴施設である。クルマは庭に5、6台置けるが、混んでいる場合は温泉街の入口にある駐車場に置き、3分ほど温泉街を歩くことになる。夕方立ち寄ったこの日は、浴槽もカランも満員の活況だった。
分析表では無色透明、微硫黄臭のお湯となっているが、実際に見た感じでは薄茶色に濁っていてほとんど無臭だった。味はしょっぱい。
内風呂と露天風呂がある。
松之山温泉スキー場の平日パック券なら、昼食券と鷹の湯の入浴券付きで2,800円とお得(2016シーズン現在)。
営業時間:10時〜22時/入浴料:400円/第2、第4木曜日定休
(2009年1月)
鷹の湯/ひなの宿ちとせ
ひなの宿ちとせ
鷹の湯2号源泉
鷹の湯1号、2号、3号の混合

鷹の湯周辺には多くの宿泊施設や料飲店、土産屋が立ち並び、その中のちとせは立ち寄り入浴に応じている。
内風呂と露天風呂があり、お湯は松之山温泉独特の、焦げ臭い重油の様な匂いがする。浴感は少しすべすべする。
温泉街の道路の奥に、鷹の湯2号源泉の櫓がある。湧出量が多く、余ったお湯が川にドボドボ捨てられている。
営業時間:10時〜15時/入浴料:700円
(2016年3月)
鏡の湯/凌雲閣
凌雲閣
鏡の湯
源泉名:松之山温泉 鏡の湯/ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(高張性中性高温泉)
源泉温度84.2℃、pH=7.3、湧出量毎分17.3リットル、蒸発残留物=15,710mg/kg

付近に火山も海もないのに、塩分濃度の高い高温泉が自噴する松之山温泉は、約1,200万年前に地中深く封じ込められた海水が、マグマによって高温高圧になり、地殻を破って地表に噴出す『ジオプレッシャー型温泉』と呼ばれる、珍しいタイプの温泉である。
源泉は街の数箇所にあり、凌雲閣では鏡の湯という源泉を有している。
場所は松之山温泉スキー場を下って温泉街の少し手前になるが、道路の一段上にあるため、特に豪雪期は分かりにくい。木造3階建ての本館は非常に大きく、国登録有形文化財にもなっている。
浴槽は加水加温循環しているが、源泉投入も連続して行われており、お湯は浴槽から溢れている。源泉湯口にはひしゃくが備えられており、飲泉もできる。味は塩味の中に焦げたような苦味がある。浴室内にも、焦げたような匂いが立ち込めている。
入浴料:500円
(2012年1月)
湯坂温泉/ナステビュウ湯の山
ナステビュウ湯の山
源泉名:湯坂温泉/ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(弱アルカリ性高張性高温泉)
源泉温度=95℃、pH=7.6、湧出量毎分140リットル、蒸発残留物=16,000mg/kg

規模の大きい立ち寄り温泉センターで、場所も分かりやすく人気が高い。駐車場も広々している。
内風呂と露天風呂があり、露天は冬季でも利用できる。浴室内には松之山温泉独特の焦げ臭が立ち込めている。
脱衣所・下駄箱ともに、無料の鍵付きロッカーを完備している。
冬季とその多季では営業時間や定休日が異なるので注意が必要。
【冬季/12月〜3月】営業時間:10時〜21時/入浴料:500円/第1、第3水曜日定休
(2012年1月)
ニュー・グリーンピア津南
ニュー・グリーンピア津南

国民から集めた膨大な年金保険料を、社会保険庁が目的外に使ってしまった公的年金流用問題。その代名詞ともなったのがグリーンピア事業である。天下り、採算度外視の赤字経営との批判を受けたが、責任の所在はうやむやにされたままだ。
グリーンピア津南も地元に譲渡され、ニュー・グリーンピア津南となったが、集客は芳しくない。
コースは緩斜面がほとんどで、クワッドリフトのスピードも遅く、とにかくすいていて静かなので、そうした雰囲気を楽しみたい向きにはいいだろう。

グリーンピア津南温泉
ニュー・グリーンピア津南
グリーンピア津南2号温泉/ナトリウム−塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度=49.8℃、pH=7.8、蒸発残留物=1,529mg/kg

スキー場の昼食付きリフトパック券を買うと、温泉券が付いてくるので、ホテルの本館3階か東館7階のお風呂に立ち寄り入浴できる。 フロントに温泉券を出すと「東館7階の風呂にどうぞ、入口に箱が置いてあるので温泉券を入れてください」というので、エレベーターで昇ってみると『メンテナンス中、本館3階の風呂に行ってください』と張り紙されていた。
風呂は加水あり、加温循環ありのお湯で、浴槽が大きく、他に利用者もなく、ゆったりとスキーの疲れを癒せた。
(2016年3月)

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