●上州武尊山(山田昇記念杯登山)

●山行日、天候 2005年9月25(日)曇り

●コース等(ルート) 

武尊自然休養林駐車場〜前武尊山〜沖武尊山〜高手山〜武尊高原川場キャンプ場

  距離 14.8km 累積標高差 1,330m

●タイム、順位 4時間2分3秒 山田杯の部完走者62名中47位

●参加者  坂上単独

●装備等 トレイルランニングシューズ(片足330g)、Tシャツ、雨具下着用、スパッツ

      消費食料等:水1.3?、Wアミノバリュー300ml、ウィダインゼリー半分、ライスチョコレート(約350キロカロリー)
ザック総重量約12kg

こんな格好で走る スタート5分前

 前夜、「明日のレースはどうせ中止だろうから行くのは止めてパンプにしようか」なんて考えていたが、一応会場に行ってみることにした。台風が近づいており、行く途中も雨だったので「やはり中止だな。中止なのに高速を使うのはバカバカしい。」と思い、高速道路を使わずに一般道で会場に向かった。着いて見ると既に沢山の人だかり。決行のようだ。慌しく受付、計量。その後、開会式。その後、すぐにマイクロバスでスタート地点の武尊自然休養林駐車場(川場野営場)まで移動。心、体とも準備ができていない。まぁ、今日は様子伺いということで、のんびり行こうと決める。とにかく、前武尊までの関門1時間半だけは何とかしたい。富士登山競走と較べ少人数なのがいい。意外と参加者は少ない。

 スタートの合図が鳴ると、周りの人たちにつられて走ってしまう。しかし初めから急登で400〜500m走っただけで歩きとなる。20分も経たないうちに汗だくになり、疲れて来た。周りに合わせて40分位歩くとペースも落ち着いてきた。

 登山道も狭いので無理な追い越しもせず、息を整える。かつてこの道を歩いたことがあるが、その時は沖武尊山頂まで4時間かかった。今回はそんな悠長には歩いていられない。ゴールの制限時間に間に合わないのだ。

 前武尊に1時間22分かかって到着。危ない危ない。どうにか関門には間に合った。ここからゴールまで制限時間に間に合わなくても、ゴール地点までは楽しめる。一息入れて出発。前武尊からは快適な稜線歩きと言うか稜線小走りと言ったところか。岩場、木の根っこ、ササの切り株等で走りにくい。沖武尊の山頂は踏まないようだ。山頂の手前の第二チェックポイントまで7〜8名抜き。ここから急な下り。剣が峰まで10回くらい転んだ。転んで登山道からコースアウトしそうにもなったり、股が裂けそうな転び方も。泥だらけの登山道はもは靴のグリップは効かず、滑るように降りていく。すべり過ぎて足をひねったりで大変だ。ここまで来ると前のランナーとは大分ばらけていて見えない。川場スキー場リフト最上部近辺の剣が峰で水分だけ補給。いよいよ急下降だけと思いきや、まだ登る箇所も結構ある。道は、まますます悪く、木の階段は滑りそうで降りにくい。沖武尊から剣が峰までで4名抜き、さらにどばし、剣が峰からは3〜4名抜いてゴール。4時間切れると思ったが、間に合わなかった。山田杯の部47番とか言われ「おっ、意外と速いぞぉ!」と思ったら、後ろに20人しかいなかった。

 ゴール後、ビール、やきそば、味噌おでん、おにぎり、おしるこ、アミノバリュー、りんごジュースを頂きお腹一杯。串かつ、豚肉、大学芋、海苔巻き、漬物等は満腹で食べられなかった。こんなにご馳走になれるレースは他にない。レースでない一般参加でも楽しめそうな大会でお勧めです。