目的地:五竜岳G0稜

登山期間:2005年5月2〜4日

参加者:石川(L)、高田(SL)、森田(記)

ルート及びコースタイム:

2日 15:00勤労会館 18:50幕営駐車場

3日  6:00起床 7:00駐車場出発 7:10五竜遠見スキー場着 8:15テレキャビン乗車

  8:25アルプス平 12:30五竜山荘着 14:30五竜岳頂上

   15:45五竜山荘着

4日  5:00起床 6:00出発 6:20G0稜取付 11:30G0の頭 12:30五竜山荘着

   15:00アルプス平 16:00Hakuba47駐車場着(バス移動)16:30五竜遠見スキー場着 17:00温泉 21:10勤労会館着

山麓の朝 五竜を望む 雪は多い 五竜山頂にて ルート図

概説:

当初4/30移動で5/2G0登攀の予定が、天気予報で5/2は雨と言うことなので2日ずらし、5/2出発とした。また、5/5は僕が家庭サービスがあるので、どうしても5/4中に帰りたいと言うこともあり、テント泊を止め、軽身で行き5/3中にG0登攀までやってしまおうと計画したが、装備上に問題が発生し、5/3登攀を諦め、5/3は五竜岳頂上を一般道で踏み、5/4朝一でG0登攀のみで下山とした。5/2は勤労会館を早めに出発し、途中のスーパーで買い出し、石川さん御用達のすばらしい幕営地で高田さんお手製のキムチ鍋パーティーをやって、21時ごろには寝た。

5/3簡単に朝食をとり、五竜遠見スキー場まで車で移動。テレキャビンにて時間短縮し、アルプス平から歩き始める。今回のメンバーはみんな遭対部員ということもあり、足が揃っていて、また前夜のキムチ鍋パワーにより、良いペースで歩け、予定よりも早く五竜山荘に着いた。充分休憩をとり、五竜岳に向かう。所々、凍っていて悪いところがあり、あまり気を抜けない。雲一つ無い天気で、頂上からは鹿島槍がすぐ近くに見え、剣岳、槍ヶ岳などが見渡せた。下りはやはり凍っている箇所があるためアイゼンを履いた。五竜山荘に着いたら早くもビールで乾杯。食事も早くワインを飲んで19時ごろ寝た。

5/4頼んでいた弁当(豪華な鰻重)を食べ、パワーを付け、登攀具も付けて出発。稜線からのブロック雪崩れ跡を巻いて取り付く。最初はノーザイルで快適に雪壁を登る。途中から、ハイマツ帯、岩稜、雪壁が交互に出てきて、支点は豊富なので一応スタカットで行く。時間が経つにつれ、雪がグズつき、ハイマツがうるさく快適で無くなってきた。気温が低ければずっと雪壁をたどって行けて楽と思うが、気温が上がり何となく雪崩れそうで気持ち悪い。後続パーティーもいたが、ルベルソで確保していたため、僕らのグリップビレーの方が速かった。途中、高田さんがひょっこり岩から顔を出したとき、「お〜、まさにカモシカそっくり」と思った。石川さんの白髪門山行報告でカモシカと出会ったとき、高田さんか?と思ったのが大げさでは無かった。高田さん、カモシカが天然記念物で良かったですね。そうでないと、今までに何回、猟師に撃ち殺されたか分かりません。ペンネームを「カモシカじいさん」としてはどうでしょう?石川さんは「カモシカじいさん」をモデルに数枚写真を撮った。数ピッチ後、G0の頭に着き終了。G0の頭から一般道へ戻るのはガレていて結構悪い。途中、五竜山荘で荷物の整理をし、下山する。風邪が強く、アルプス平ではゴンドラも止まっていた。アルプス平からの下山で、ルートミスをし、途中までショートカットで藪を下ろうとしたがちょっと怪しく、石川リーダーの好判断で登り返しスキー場ルートを下り、Hakuba47駐車場に出た。もし、そのまま、誘惑に負けて、藪を下っていたら、もっと時間がかかったかもしれない。ゴンドラが動いてないため、Hakuba47駐車場から五竜遠見スキー場へは無料バスが出ていた。帰りにいつものように温泉に寄り、帰る。

感想:

山歩きをするのは、昨年9月のヌク沢以来、実に8ヶ月ぶり。ずっと、マラソンとフリークライミングばかりやっていて、多少心配したけれど歩けて良かった。フリークライミング以外のザイルワークも久しぶりで、なかなか思い出すのに時間がかかったが、ピッチを刻むにつれ少しずつ思い出してきた。今年は、アルパインルートも少しやっていきたいと思う。