目的地:笠取山
登山期間:2004年7月31日〜8月1日
参加者:森田啓太(父)、陵介(息子)

ルート及びコースタイム:

31日 7:30自宅発 11:00作場平橋駐車場 11:15作場平橋登山口
    13:15笠取小屋(キャンプ)

 1日 6:00起床 8:10出発 9:00笠取山着 9:30発 10:00水干
    11:50中島川橋 12:10作場平橋駐車場着 13:00のめこい湯(丹波温泉)
    17:00帰宅

概説:

以前、家内に息子の夏休みのあいだ何処かの山に2人でキャンプに行けと約束をさせられた。ゲーム好きで、あまりキャンプなどに行きたくない息子と、面倒くさい親父とで笠取山に行ってきた。笠取山は以前1人で行ったことがあるが、標高差643mで、途中山小屋もあるし、歩行時間6時間程度で息子と2人で登山の途中でテント泊をするには打って付けだろうと思い決めた。

7/31 朝7:30 ゲーム機や虫取り網を持っていこうとする息子をたしなめ、自宅を出発する。

11:00に駐車場に着き、11:15より登り始める。気温は20℃でじっとしていれば涼しいのですが、前半うっそうとした林道歩きのためか湿度が高く、汗が噴き出る。息子は結構快調に歩くが、途中急に走り出したかと思うと立ち止まり、「あとどれくらい?」と聞く。それを何回も繰り返すので、いらいらしてくる。そうこうしているうちに笠取小屋に着いた。笠取小屋の主人が愛想良く出迎えてくれた。しばらくして雨が降り出し、なかなか止まない。小屋で雨宿りをし、お茶をごちそうになる。小屋のご主人は結構親切です。16:00ごろ止んだので、テントを張り、夕食の支度をする。夕食は、コッヘルでご飯を炊き、レトルトカレーをかける。息子に「お父さんも料理が出来るんだね。」と褒められた。レトルトだけど。僕は、小屋でビールを買って、家から持ってきたワインと焼き鳥の缶詰、さけの缶詰をさかなに一杯やった。息子と2人でこういう時間を過ごすのは滅多にない。息子のガールフレンドの名前を聞き出せた。K.Yちゃんとのこと。「彼女か?」と聞くと、「ただの親友」と言った。ただの親友とは何だろうと考えながら20:00ごろ寝た。

8/1 6:00起床、天気はガスっていたが、すぐに晴れた。朝食はかんたんにカップヌードルを食べて、出発する。20分ほど歩くと、前方に笠取山が形良く聳えていた。30分で笠取山頂上着。風が強く涼しいと言うより、少し寒い。頂上の先にも道があり結構悪いが頑張っていってみると、そこに本当の頂上があって、1953mと書いていた。30分ほど頂上を楽しんで、下山にかかる。途中、笠取山の麓で笠取小屋の主人が様子を見に来てくれて、挨拶をして別れた。本当に良いご主人である。多摩川の源流である水干で水を飲んで、黒エンジュ尾根を下り、中島川橋へ下山。帰りに丹波温泉ののめこい湯に寄って17:00帰宅する。たまには、こういう山行も楽しい。これを機会に、息子には、山登りや、クライミングに興味を持ってほしいと思う。出来れば、フリークライミングで5.12以上が登れるようになって、息子がリードして、僕がトップロープで登れるようになるとありがたい。しかし、アルパインに興味を持ち、一の倉の2ルンゼでビバークなんかされると困る気がする。