白駒池入口から出発
高見石への登り
高山植物の花は少しあり
高見石頂上はもうすぐ
高見石から白駒池を望む
ガスの中、天狗岳に着く
この後大雨になる。
2004年6月27日 北八ヶ岳 天狗岳

メンバー:熊谷、宮脇、石川、島野、内田、原田、倉嶋、奥野

行動記録:熊谷5:00発−白駒池P7:20−7:45発−8:00白駒池−8:35高見石
     11:35天狗岳山頂12:00発−12:20西天狗−14:30ニュウ
     16:10白駒池P

天気予報ではいまいちの天候予想であったが、思い切って行ってみる事にした。
白駒池入口駐車場に着く頃には青空も見え、「ほら、やっぱり晴れた」と喜ぶ。
他の登山者は少ないようだ。白駒池に歩き始めると、いかにも北八ヶ岳といった
風情の苔の原生林の中の道である。ほどなく白駒池に着く。静かな風景である。
そこから高見石に樹林帯を登ることひとしきり、小屋の横から大きな岩をごろごろ
した所を登りだすと明るく視界が開けて高見石山頂に着いた。気分のいい所です。
直ぐ下に白駒池が見える。
南を見ると天狗岳方面は残念ながら流れる雲に覆われている。少し休んで出発。

今度は中山峠までの登りです。この道は思ったより長く、同じような溝状の登山道
をずっと行く。中山の山頂近くで昼食。さらに進んで中山峠。今にも雨が降りそう。
中山峠を過ぎると、森林限界を超え、岩稜の道となってくる。
そしてついに天狗岳の山頂に着くが、残念ながらガスの中でした。
山頂で、宮脇さんの持ってきた、なけなしの紅茶を沸かして飲む。

しばし休んで下山にかかるが、内田君がせっかくだから西天狗にも行きたいという
ので、あまり乗り気は無かったが、西天狗に立ち寄る。
西天狗に着いたとたん、ついに雨となってしまい
急いで下る。時折激しく降る雨に打たれながら、樹林帯に入ると一安心。雨も
小止みになったので、予定通りにニュウを目指す。
ニュウへの道も雨の為、下が水溜りでビショビショの状態。登山道には木の根が
多く、滑りそう。1時間ほどしてもまだ着かないので、途中の樹林の中で休憩。
ニュウは直ぐかと思ったが、まだ少しあり、ようやく岩峰が見えてニュウに着く。
晴れていれば気持ちよさそうな岩峰だが、今日は残念ながら近くの樹林しか見えない。
風で寒いので、早々に下る事にする。

あとは白駒池まで楽勝かと思いきや、これがまた結構長い。辺りは黒い幹を見せる
樹林(樹木の名前に無知ですみません。コメツガとかでしょうか?)で暗い
感じがする。
ここはまさに樹林の王国といった風情です。そういえばドイツのノイシュバン・シュタイン城
の謁見の間(かな?)の背景画がこういう風景でびっくりしたのだが、似ている。
この樹林の王国を越して傾斜が緩やかになると、今度は道が池のような水溜り状態
ジャボン・ジャボンと水の中をいく。雨も時折また降り、こりゃ正にウォーターランドだ。

疲れたせいかコースタイムよりかなり掛って、ようやく白駒池に着く。がその白駒池は
琵琶湖か、はたまた猪苗代湖かとも言える山上の巨大湖に増水していた。(と見えた)
ヤヤッ反対側に行くのは、まだまだ大変だぞー。どっち周りで行くか? エイ、ヤーで
左周りで行く。よかった、正解でした。思ったより近かった。白駒池入口に戻ったのは
もう16:10になっていた。小雨も降っていたので、大急ぎで車で帰った。