目的地:小川山(1日目NP講習、2日目セレクション)
登山期間:2004年5月7日〜9日
参加者:杉野保(クリフ代表)、笹本(パンプの友だち)、S氏(パンプの知り合い)、森田(記)

ルート及びコースタイム:
7日 18:00上尾発 23:00金峰山莊着
8日  9:00金峰山莊集合   10:00兄岩にてNP講習開始   17:00終了

9日  6:30金峰山荘出発
    7:00屋根岩2峰セレクション取付着    7:30登攀開始 8:15懸垂下降
    9:00屋根岩2峰発    9:50金峰山莊発   13:30上尾着

マガジン10A ジョイフルジャム5.9 サンデー5.9

概説:

3月の城ヶ崎に引き続き、杉野保さんのナチュラルプロテクション講習に参加した。こういう講習は、1回で終わりよりも、数回参加した方が、腕が上がるような気がする。今回は小川山の兄岩、弟岩のクラックルートに行った。

前回の城ヶ崎の時は、トップロープで安全を確保してから、リード練習でしたが、今回は、いきなり、リードから始まり、朝一では結構緊張した。最初杉野さんがお手本に登り、その後、僕たちが登る。その際、杉野さんが、隣にロープを張り、僕たちに寄り添うようにユマールで僕たちのセットしたプロテクションをチェックする。杉野さんが側にいてくれるという安心感は、まるで母に添い寝をしてもらっている乳飲み子ようだ。

まず、兄岩の八王子ルート2P目5.7リード、それほど難しくなく心地良い。次に一気にグレードを上げ、もみじ10aをリードクリアー、結構きついが登れてうれしい。1回目でクリアーしたら、僕らは、すぐオンサイトというが、厳密には、他の人が登るのを見ていた訳なので、フラッシュと言うらしい。でも、堅いことは言わず、オンサイトとしておこう。続いて、マガジン10aは、リードで落ちたらそうとうヤバそうなので、トップロープを張り、リードの練習をした。途中、足がクラックから外れ1テンかかってしまった。その後、弟岩に移り、ジョイフルジャム5.8リードクリアー。これが本当に5.8?と思うほどなめてはかかれない。クラックがスパーっと走っていて、気持ちが良かったが、ルートが短いために5.8になったのだろうと思う。また、兄岩に戻り、サンデー5.9リードクリアー。これは、本当にきつかった。大汗をかいて、精魂尽き果てた感じがした。午前中の10aよりも難しくまたタフに感じた。最後に、杉野さん曰く「最後は、気持ちよくサクッと登れるルート」ということで、八王子ルート1P目5.9をトップロープで登ったが、ぜんぜん、サクッといかず、最後まで苦しめられた。17:00終了。へとへとになった。終わって気が付いたら手や腕が傷だらけだった。ナチュラルプロテクションは、ボルトルート以上に失敗が許されないのでプレッシャーを感じる。しかし、2回目なので少しは慣れた気がする。

その日は、笹本さんと二人で金峰山莊に泊まり、良いお風呂と、おいしい晩ご飯と、ビール、お酒、ワインで贅沢をした。

翌日は、天気予報では午後天気が悪くなるということなので、金峰山莊でおにぎりを作ってもらい早く出てセレクションに取り付いたが、2P目で早くも雨が降ってきたので、敗退して帰ることにした。