目的地:レスキュー講習会(福島県郡山黒岩、山遊倶楽部主催)

登山期間:2004年5月22〜23日

参加者:森田、佐藤(山遊倶楽部ガイド)、石井(アシスタント、あゆむ山の会)、その他12名

ルート及びコースタイム:

22日  7:00大宮発
    11:00郡山黒岩講習会開始
    17:30終了
    18:30東洋温泉センター泊まり

23日  7:00東洋温泉センター出発
     8:00講習開始
    13:00終了
    13:30黒岩発
    17:30大宮着

概説:

山行も、アルパインクライミングや沢登りなどの様に少しずつ困難な場所に行くようになると、今までのようにトラブルが無いうちは良いが、自分やパートナーがけがを負った場合、対処方法を知らないと遭難する可能性もあり得る。などと最近寝ながら悶々と考えるうちに、いつもの山遊倶楽部でレスキュー講習があるというのでついつい参加する。どうも、僕の考えていることが分かっているかのようにいいタイミングで山遊倶楽部はこういう企画を出してくる。なかなか憎い倶楽部です。

5/22〜5/23と2日間講習を受けた。

結構いろんな技術を教わったので、何日に何を教わったか何がなんだかよく覚えていないが、教わったことを紹介すると、

1.良くレスキューに使うシュリンゲの結び方:プルージック、マッシャー、バッチマン、ヘッドオン

2.マッシャー用のシュリンゲの作り方:20〜25%中抜きシュリンゲ

3.ビレイヤーの脱出方法:トップが宙づりになり身動きできなくなった場合のビレイヤーの脱出

4.フォローの脱出方法:プルージック登攀

5.1/3、1/5引き上げ法:プーリーなどの特殊ジグではなく、ジジ、タイブロックまたはロープマンを使用して行う。

6.懸垂下降中ロープの結び目を通過する方法:けが人の搬出などでロープを何本も繋いで一気に下降する場合に必要

7.トップロープでけが人を引き下ろしの際のロープの結び目を通過する方法

8.軽傷者の懸垂下降サポート:同時懸垂

9.重傷者を背負っての懸垂下降

10.ジャンピングの使い方

など

こういった技術で多用したのはプルージックでした。しかし、ピンと張ったロープには利きにくく、やはり中抜きした方が良いように思った。こういう技術を覚えると、なんか、使ってみたくなり、とりあえず誰かを突き落として助けようなどという恐ろしいことは、間違っても考えないように!

天気もまずまずで、雨が落ちる前には終了し、充実した2日間でした。