会津駒ケ岳

4/10)

滝沢橋登山口7:55→8:55尾根(1250)9:30→13:25会津駒ケ岳14:30→14:50大戸沢岳→
15:00大戸沢岳直下(2055) テント泊

4/11)

10:15発→10:25三岩岳とのコル(1918)10:35→11:00 2057P 11:20→11:40 2060P →

11:55三岩岳12:25→13:15 1308とのコル13:55→枝沢源頭(950)→14:50小豆温泉スノーシェッド入口(館岩側)

4/10(土)

蔵前さんと小豆温泉スノーシェッドで待ち合わせ、入口脇に蔵前さんの車をデポして私の車で檜枝岐の滝沢橋登山口へ向かう。登山口へと続く林道は除雪がされておらず国道に車を停めるが、もたもたしていたら駐車スペースの確保もおぼつかないくらい山スキーヤーでいっぱいだった。

ルートは夏道のやや南側の浅い沢筋から枝尾根に上がるが、はなから急登である。日帰りの軽装のスキーヤーが軽快に登って行くのに対し、今回は快適1泊装備の我々の足取りが軽いわけがない。先行の10数人のパーティーを追い越すつもりが逆に置いて行かれてしまった。滑って降りるのはなかなか難しそうな急斜面が続き、1250で尾根に登りはや大休止。1350付近で夏道と合流したと思ったが蔵前さんとは見解が分かれた。1600付近からようやく傾斜が緩み立派なブナの原生林が続いた。今回ここを降りないのが残念なほどの樹林コースだった。次回は滑ってみたい。

駒の小屋手前は無木立の緩傾斜の大バーン。先行者が米粒のように見えた。最後の急斜面を約80m登り山頂へ到着。

ウロコ板の蔵前さんはシールを外して南面、北面と空身で滑って遊んでいたが、山スキーの私は登り返しが億劫なので大休止を決めこむ。約1時間後、今日のテン場を求めてシールを外して大戸沢岳へ向かった。

4/11(日)

昨夜は二人とも18時前に熟睡。朝目覚めたら8時だったから14時間も寝たことになる。さすが4/5人用テントは快適。

三岩岳とのコルへはシールを外しての100m弱の滑降。雪も緩んでいて快適だった。三岩岳へ二つのピークを挟んだ約150mの登り返しはシール登行。山頂で大休止後いよいよ1300mの大滑降である。雪も緩んだ大雪原を軽快に飛ばし、笑いが止まらない。途中1600前後100mほど樹間の狭い痩せ尾根もあったが概ねスキー向きの斜面が続いた。1308で夏道は沢へ降りるが地形図で見るこの沢は雪崩れが怖そうなのでそのまま旧夏道の尾根を滑ることにした。950で出会った枝沢の源頭に滑りこみ、途中デブリの通過にヒヤヒヤしながらも一気に滑り降りドンピシャ車の前に到着したのはいつもながらお見事!

厳しい登りと快適な滑降、ほんの少しのルーファンと三拍子揃ったこのコースお勧めです。