●山行日、天候 2004年11月7日(日)晴れ
●目的地 両神山バリエーション 西岳新道〜両神山〜天理岳
標高差約1200メートル
●参加者 重泉、深澤、坂上、
●タイム等 4:30道の駅花園
6:00 尾ノ内沢渓谷駐車場
6:20 橋詰 取付き
10:00 西岳
前東岳
11:30 両神山 11:40
前東岳
14:00 天理岳 14:20
15:45 尾ノ内沢渓谷駐車場
ジャングルジムの登り | 小キギ | 大キギ | 夢見台へ | 両神山頂にて |
今回は両神山のバリエーションルートを歩き回っている重泉さん企画の山行。
両神山のエッセンスを十分に楽しめるというコース。過去に西岳新道〜 尾ノ内
沢道、天理岳〜尾ノ内沢道は何度か歩いているという。ここを歩かねば、両神山
に行ったことにならないと言うのは言い過ぎか。今回は周回コース。かなりハー
ドなハイグレードハイキングであることが予想された。そうとは知らず、久しぶ
りのハイキングの深澤さんも加わった。
尾ノ内沢渓谷駐車場に車を停め、橋詰バス停の先から急な斜面に取付く。その
うちに道がはっきりしなくなる。整備されていない急斜面を歩くのはきつい。今
は廃道のルート。二子山を背にして、名のない?尾根上を歩く。数カ所のケーブ
ルの鉄塔の残骸跡が無惨だ。夢見台、舟ガババ、など興味深い名前の箇所があ
る。体重をかけると切れそうなクサリを降りたところが舟ガババらいし。ここか
らはジャグルジムのような木の枝や根を掴みながらの急な登りが待っていた。全
身を駆使して登る。ルートもさらに分かりにくくなってきた。深澤さん、久しぶ
りのハイキングで足が攣ってしまった様子。岩場も出てくると山頂は近い。息を
切らして、西岳頂上に。ここまで4時間。西岳からはクサリの整備された八丁尾
根コース。前東岳からは空荷で両神山まで往復する。途中、尾ノ内沢駐車場にい
た3人パーティとすれ違った。さずが100名山。山頂は人が多い。
前東岳に戻り、一息いれて天理岳に向かう。ここも、かなり急な斜面を木の枝
を掴みながらの下降。よく木の根本を見て掴まらないと、枯れ木も多いので危険
だ。大キギ、小キギが近い。ヤセ尾根も多く慎重に歩く。あまりにも急なので、
靴ズレに泣かされる。目印のテープもあるにはあるが、見落としがち。天理岳へ
の登りではへとへとに。結構汗もかき、2リットルの水も残りわずかとなる。天
理岳からはさらに600メートルの下りが待ち受けている。ここからの下りもも
う勘弁してくれという感じの急斜面、ヤセ尾根。駐車場が見え、もう100メー
トル程降りればというところでルートをミスをしたが、暗くなる前に下山でき
た。西岳までと、前東岳からの下りでは誰とも会わなかった。鹿の鳴き声が聞こ
えたり、クマの糞だらけの尾根など、ドキドキ、わくわくのハイキングだった。
まさに、両神山集大成のハイキングだった。