●山行日、天候  2004年10月17日(日) 快晴

●目的地、   西上州 赤岩岳正面壁経由にて尾根縦走

●参加者   園、重泉、坂上
●タイム    道の駅花園 4:00
       小倉沢公民館駐車場 6:00
       赤岩峠  7:05
       取り付き  9:00?
       赤岩岳  11:00
       落合橋  16:00 
       小倉沢公民館駐車場駐車場  16:35
        

 今回の山行は赤岩尾根縦走だが、赤岩岳正面壁突破が第一の目的である。企画
者園さんは過去2回、重泉さんは6回この赤岩尾根縦走路を歩いているという。
坂上は初めてである。なぜが、園さんとの山行の時は快晴の日が多い。今日も雲
一つない快晴。

 歩き始めは藪がちょっとうるさいが、30分ほど歩くと落ち着く。約1時間で
赤岩峠に着く。赤岩峠では先行パーティ4~5名がハーネスを身につけていた。
尾根縦走のようだ。我々3名もここで、一息入れてちょっと大げさなほどの登攀
具を身につけ出発。まずは赤岩岳正面壁(赤岩岳は南側が正面だと思っていた
が、西側が正面らしい。)の登攀だが、西側面壁岩藪登攀と言った方が正しそ
う。意気込んで正面壁取付きを探すがなかなか見つからず、それらしきところを
トップで園さんが挑戦するが、行き詰まってしまい、カラビナ、シュリンゲ残置
という羽目に。右上するルンゼとかが取り付きらしいが・・・?行きつ戻りつ、
ねばって取り付き発見。園さん曰く「今度は坂上さんがトップだよん。」
「えっ、俺が?・・・カラビナ残置は勘弁だけど・・・でもこのルートなら間違
いないし、行けそうだ!」と思い覚悟を決める。アルパイン?初のトップに緊張
しながら取付くことになった。2番手重泉さん、3番手園さん。2ピッチ目は1
ピッチ目と逆の順、3ピッチ目は1ピッチ目と同じ。3ピッチ目には残置ハーケ
ンが2カ所にあった。4ピッチまでか。それほど、大変な所はなかったがやはり
ロープなしだと、ちょっとねぇ・・・という感じ。核心はどこだったかな?赤岩
岳山頂で山旅会の掲示版に”3名赤岩岳正面壁征服!”と書き込む。

 それから先は長くてよく覚えていない。1583メートル前衛峰、1583
メートル峰、P4~P1とアップダウンが続く。歩くべき道には樹木に見落とし
そうなくらいの小さなテープがあったが、ちょっとわかりにくい。それでも、ハ
イグレードハイキングの名にふさわしくあるべきで、テープなんぞは余計なお世
話だよん!とも言わんばかりにテープが剥がされて地面に落ちている。ん~そう
か、かすかな踏跡を頼りにスリルを求めて歩きに来る人にとってはテープなんぞ
はいらんかもしれない。が、ねぇ。やっぱりテープはないと不安。1583メー
トル峰のリッジ登攀は支点がなさそうだったので諦めたが、再びロープをまとっ
てアルパイン気分。以前はなかったという箇所にトラロープが下がっていた。重
泉、坂上、園の順番で3ピッチ登攀。久しぶりに長時間の歩きで少々疲れ気味。

P1で八丁尾根から両神山を眺めながら最後の休憩。八丁峠まで降りてくると立
ち入り禁止の看板があった。上落合橋から車道を35分程歩き、無事下山。
とても楽しかったプチアルパイン藪山岩稜ハイキングだった。