21日
 勤労会館21:00 美濃戸山荘0:30

22日
 起床5:00 美濃戸山荘6:15
 行者小屋7:50/8:40 取り付き9:35/9:55
 稜線12:50/13:50 行者小屋14:35/15:00
 美濃山荘15:55/16:20 勤労会館20:00

当初、21〜23日で中山尾根と小同心クラック、または石尊稜を予定していたが、23日の天候が怪しいので夜行日帰りに変更する。結局、全員中山尾根一本に決まる。

21日は美濃戸山荘駐車場でテントを張り、軽めの宴会をし、2:00ごろ就寝。

22日は5:00起床、6:15出発。日帰りで軽身なので良いペースで歩け7:50行者小屋着、支度をし、さらに取り付きまで歩く。先行パーティーの登攀を待って9:55登攀開始。先行パーティーは、若いお姉さんと中年男性。おっさんばっかりのパーティーからしてみるとちょっとうらやましい。

ルートを見上げてみると、今日は暖かいせいか、下部も上部岸壁もほとんど雪もなく、氷もない。途中の雪稜や岩稜に雪があるだけで快適そうである。1組目は高田、森田で2組目は深澤、園、T石川のパーティーに分かれてスタート。我々は高田さんスタートのツルベで登る。

1ピッチ目下部岩壁、先行のお姉さんは、垂壁を直登していったが、我々は右側のクラックから登る。雪が無いため特に難しくはない。2ピッチ目は、お姉さんの後をつけて、左に巻いて草付を登る。後で深澤さんに聞くと、ここは直登したほうが楽しいよと言った。でも、僕はお姉さんの後の方が楽しかった。途中で会話してみると、千葉の山岳会とのこと。3ピッチ目、4ピッチ目、5ピッチ目は雪と岩のミックス、難しくはないが、スタカットで行く。6ピッチ目がこのルートの核心の上部岩壁であるが、やはり雪が無く、ボルトも沢山あり、アイゼンの置く位置さえ確認しながら登れば特に難しくは無かった。お姉さんは、暖かいせいか、素手で登っていた。ここも、お姉さんの後をつけ、中段のテラスから左の垂壁を登ったが、深澤さんの話では、右のクラックの方が楽しいと言われた。雪や氷が付いていたら本当は難しいのだろうと思う。7ピッチ目草付まじりの岩稜を行き、8ピッチ目、僕のリードでしたが、ロープの流れが悪く、ビレー点に着いて見るとお姉さんたちは、先行の大学生山岳部3人パーティーを抜いて先へ行っていた。すごいぞお姉さんたち、と思いつつ、大学生と会話、京都の某大学の山岳部とのことで、部員はここにいるたったの3人というので、「では、山岳部のさんは3人のさんだね。」などと馬鹿なことを言いながら、ビレー解除しロープをたぐっていると、おーっと!高田さんがいきなり付いてきた。ロープの流れが悪く、また、大学生とだべっていたため、気が付かなかった。やはり、声が通りにくいので、笛などの手だてが必要と痛く反省。9ピッチ目は簡単なトラバースをして、主稜線に合流。地蔵尾根を下り、行者小屋経由で美濃戸山荘着。今日はずっとお姉さんのお尻を見ながら、いや、後を追っての快適なクライミングでした。