目的地:二子山ろうそく岩、中央稜アルパインクライミング講習(山遊倶楽部)
登山期間:2003年6月20〜22日
参加者:森田、佐藤(山遊倶楽部プロガイド)、町田(アシスタント、あゆむ山の会)、その他7名
以前より利用していた山遊倶楽部でアルパイン特にアブミによる人工登攀やプルージック登攀を教えてもらえると言うことで今回参加した。
ルート及びコースタイム
20日
22:00 大宮出発 1:00 二子山駐車場着
21日
7:00 起床 8:00 登山口発 8:30 ろうそく岩着
16:00 ろうそく岩発 16:20 登山口着
22日
4:00 起床 5:30 登山口発 6:00 中央稜取付 7:00 登攀開始
12:00 頂上着 12:30 頂上発 13:30 登山口着 16:30 上尾着
20日は現地駐車場に夜中の1:00に着き、それからテントを張り、天気が良かったので外で軽い宴会となった。3:00ごろ就寝。
21日 7:00起床、前日コンビニで買ったパンをかじりながら、テントをたたみ、登山口の駐車場へ移動し8:00ごろ登り始める。アプローチが短く8:30ろうそく岩着。講習会開始。
まず、プロガイドとアシスタントがトップロープを張り、みんなで登ってクライムダウンを繰り返す。登りは問題ないが、クライムダウンは日頃やらないので良い練習になった。飽きた頃、アブミによる人工登攀の練習。アブミの上段に乗り込むにはバランスを取るのが難しいが、身長にものを言わせて、下段から、アブミの掛け替えを行えば楽勝、こんなことで良いのだろうか。フィフィがあると、何時間でも完全なレスト状態ができ、大変気に入った。後に石井スポーツで900円で売っていたので衝動買いしようと思ったが、これだけあってもしようがないのでやめた。しかし、数百メートル上空の絶壁でこれをやる気にはならない。その後、プルージック登攀によるセルフレスキューの練習を行う。シャクトリ虫みたいでおもしろいが、片足で立ち上がるのがきつい。この技術は使わないに越したことはない。
16:00まで練習し、登山口へもどり、昨日泊まった駐車場へ移動し、テントを張り、アシスタントとガイドの奥さんが夕食を作り、宴会。20:00ごろ就寝。
22日 4:00起床、また、アシスタントに朝食を作ってもらい、(シェルパみたいに良く働いてくれました。)食べ終わった後、テントをたたみ、登山口へ移動し5:30ごろ登り始める。6:00取付着、
準備をし、7:00登攀開始。9名のため、4名と5名に分かれ、アシスタント頭の1−2−1、プロガイド頭の1−2−2で登る。森田はとりをつとめる。1ピッチ目の右上にあるクラックが最初の核心。フェースの要領では難しく、クラックに足をつっこめば、さほど難しくない。しかし、早くも1人敗退。1ピッチ目が登れなければ、2、3ピッチとさらに難しくなるため、ガイドの判断でやむなく断念。可哀想でした。
このルートの核心はやはり、3ピッチ目のクラックと思われる。ガイドがそこのボルトにアブミを掛け、フリーで無理の人は、アブミに足をかけるようにと言われたが、フリーで行こうと思い、先にアブミを回収しトライするが、無理。ボルトに足が掛かりA0となる。ガイド登攀は時間がかかるため、他のグループが気になり、追いつかれないよう焦って登り、後のピッチはあまり良く覚えていないが
そんなに難しくは無いと思う。12:00頂上着。軽食を摂り、12:30下山開始。上級者コースを下るが、これが結構恐ろしい。立て看板には、「これより先、危険、引き返す勇気を」とあったが、頂上にいるのに、何処へ引き返せと言うのかと思ったが、その先に一般道があるようでした。ガイドがロープをフィックスし、それに皆で、カラビナを引っかけ下る。13:30登山口着。途中、ラーメン屋により、16:30上尾着。
天候は、ずっと晴れていて、すこし日に焼けるほどでした。
山旅会山行で三つ峠に行ったおかげで今回は要領よく出来たと思う。もう少し技術を身につけ、山旅会の足手まといにならないようになりたいと思う。