【 目的地 】 夕日岳〜蕗平
【 山 域 】 前日光
【 形 態 】 藪山 ルーファン
【 日 時 】 2002年11月23日(土)
【 ルート 】 明智平8:40→9:25観瀑台9:40→9:50茶ノ木平10:05→11:00細尾峠11:15
→11:45薬師岳12:00→12:45三つ目→13:00夕日岳13:50→16:10蕗平
【メンバー】 Nifty 山のフォーラムのメンバー5人と園
【 地 図 】 1/25000 前日光、1/25000 古峰原
【参考文献】 ‘なし
(詳細はNifty FYAMAALP #6 02625)

22日)Uさん、Kさんと待ち合わせ、古峰原湿原にある無人小屋に23:30到着。小屋にしつらえてある囲炉裏で暖を取りながらビール、ワイン、ウィスキー、ZZZ…。

23日)蕗平の路肩に車2台をデポしてからもう1台の車で明智平へ向かい、初対面のNさん、Fさん、Mさんと合流。ロープウェイの保線路と化して閉鎖された茶ノ木平への登山道へ入ろうとするが、ロープウェイの駅員に大声で怒鳴られあえなく敗退。仕方なくトンネル入口の急な法面を強引に登るが、先々週に引き続き下を走る車からの笑い者である。Uさん、Kさん、園の三馬鹿トリオは昨晩の二日酔&寝不足がたたって着いていくのが精一杯どころか、法面から転げ落ちてしまうかと思った。

夕日岳までは潅木の中の低い笹原の踏み跡があり、気分のいいハイキング。「袈裟丸山」の著者のMさんの歩き方が可笑しくなるほど深澤さんとそっくり、うりふたつ。だからゆっくり歩いているように見えるのにどんどん離されてしまう。

ビール、白ワイン、ホットワインが振る舞われた夕日岳での昼食の後、いよいよ蕗平へ標高差1000mの下山である。地形図には破線すらなく、等高線の降りやすそうな所をルートと定める。今日のメンバーは園を除いて薮山の達人揃いなので高度計の使用は禁止とし、中でも読図の超達人のUさんはしんがりを勤め、いっさい口を出さないことにした。10m以上あるのに等高線に現れない小ピークに皆が惑わされている時もUさんだけは騙されない。どうやら等高線の形状から隠れた小ピークが予測できるらしい。

蕗平まで高度差250mまで来て園は現在位置をロストして読図放棄。あとは皆さん頼りである。途中林業の方が付けたらしいテープや地形図に出ていない造成中の林道などがあって私なら確実に騙される所も皆さんは見向きもせずに、地形図とコンパスで正確に下山を続け、蕗平の車の前に寸部違わず下山できたのは本当に神業でした。

その晩Kさんの那須の別荘に泊まり飲みながらの楽しい山談義。Uさんが弥太郎山の地形図の登山道の記載が間違っているのではと疑義を呈する。幾つかのガイドブックを読むとどうやらUさんの言う通りだ。何でも道の付き方には原則があるのに弥太郎山のそれは不自然に見えたとか。さらに等高線の記載も不自然で、新米の測量官が作図したのだろうということになった。

24日)朝からの濃霧に薮漕ぎの気力が萎え、塩原の咆哮霹靂の滝見物(と言っても廃道)や温泉などでのんびりした一日を過ごした。

咆哮霹靂の滝では猟犬を連れたハンターと出会い、びっくり。この時期の藪山はハンターに要注意だそうです。